コロナ禍そして近年の超インフレで無料のミュージアムはほぼなくなり、教会も有料が多くなってきたフィレンツェですが、今もなお無料で入れ、貴重な建築や美術品が楽しめる教会、そしてヴィラなどもあります。教会は、時間が空いた時、または酷暑で涼みながら一休みしたい時にフラッと寄るのも良いですね。特にフィレンツェリピーターの方、有名どころは全部周った方、美術鑑賞や建築が大好きな方におススメです!
教会
- フィレンツェのシンボルである、ドゥオモことサンタ・マリア・デッラ・フィオーレ大聖堂。洗礼堂、鐘楼、クーポラ(予約必須)、付属美術館、地下礼拝堂(サンタ・レパラータ教会跡)は共通パスでの入場になりますが、大聖堂自体は無料で入れます。ただし、荷物検査があるので長い列ができています。
- サンタ・トリーニタ教会
- サンティッシマ・アヌンツィアータ教会
- サン・ミニアート・アル・モンテ教会
- オンニッサンティ教会
最後の晩餐
宗教画で多く描かれるテーマの1つが「最後の晩餐」。フィレンツェには、美術館にも大聖堂でもない、小さい教会などに、美しい作品が残っています。その中でも有名なものは
- アンドレア・デル・カスターニョ作、サンタポッローニアの「最後の晩餐」(via XXVII aprile 1、サンマルコ広場近く)
- ピエトロ・ペルジーノ作、フリ―ニョの「最後の晩餐」(via Faenza 40、駅近く)
- アンドレア・デル・サルト作、サン・サルヴィの「最後の晩餐」(via di San Salvi 16)は、旧市街ではなくカンポ・ディ・マルテ駅ゾーンになります。
- 最後の晩餐ではありませんが、アンドレア・デル・サルト作、スカルツォ中庭の「洗礼者ヨハネの生涯」(via Cavour 69)もサンマルコ広場近くです。
メディチ家のヴィッラ
近年世界遺産にも選ばれたメディチ家のヴィッラも、無料見学できます!
その中でも一番美しいとされるのが、このヴィッラ・ペトライア。それを含む6つのヴィラが下記になります。
- Villa medicea della Petraia – via della Petraia 40, Firenze
- Giardino della Villa medicea di Castello – via di Castello 44, Firenze
- Villa Corsini a Castello – via della Petraia 27, Firenze
- Villa La Quiete – via di Boldrone 2, Firenze
- Villa medicea di Cerreto Guidi – via dei Ponti Medicei 7, Cerreto Guidi (FI)
- Villa medicea di Poggio a Caiano – piazza dei Medici 14 , Poggio a Caiano (Prato)
いずれもフィレンツェ旧市街からは離れていますが、喧騒のフィレンツェ旧市街を離れて郊外トリップがてら訪問してみて下さいね。各ヴィッラの詳細や開館日・時間はリンクを参照ください(英語またはイタリア語)
※2023年8月現在の情報です。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
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「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
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