ブランカッチ礼拝堂の特別見学に行く時、せっかくだから久しぶりのあのバールで朝ごはん・・・と思いきや、まさかのクローズ! サント・スピリト広場からカルミネ広場に行く道中に何かあったかな、と歩いていき、偶然見つけたのがこのパン屋さん。パン屋さんかと思いきや、中にテーブルもあって飲み食いしてる人がいるし、何よりも雰囲気がとても好みだったので中に入ってみました。カウンターに行って店長さんらしきお兄さんに「朝ごはんできますか?」と尋ねると、「もちろん!」と明るい返事が返ってきたのも好印象(私は美味しさや雰囲気の良さよりも、スタッフの対応で評価が爆上がりになったりその逆になったりします・笑)。
奥の厨房で焼かれたイタリア流朝食の定番・美味しそうなブリオッシュ(クロワッサン)各種に、パウンドケーキ、タルト、マフィンなどもいろいろ。いくつでも頼みたいものがありましたが、遅めの朝食でランチも2時間後くらいなので、シンプルに全粒粉のブリオッシュにしました。もちろんサックサクでトッピングされたゴマやシード類が香ばしい。1つだけ注意!はカップチーノは提供しておらず、私はカッフェラッテにしました。あとで周りを見ると、アメリカンコーヒーもあるようで、久々にそれにしておけばよかったかな、とちょっと後悔。
これも後で気づいたんですが、壁には朝食メニューも貼ってあり、パン・バター・ジャムや、グラノーラ入りヨーグルトなども。いろいろ組み合わせると、ブランチでも良さそう。とはいえ、12時~15時はランチタイムで、パニーノやスープなども注文することができます。席は雑貨などに埋もれてそれほど多くありませんが、私は壁沿いのカウンター席でまったりと過ごすことができました。
こちらはランチで食べたひよこ豆のスープ。スープと言うよりももったりとした食感なので、飲むと言うより食べる感じ。カリカリトーストも山盛りで、見た目よりボリュームがあります。キッシュや切り売りピッツァなどはテイクアウトでもよく売れるので、いろんな中から選びたい方は、ランチは早目に行くのがベターです。
お店にはエコバックや籠、ソープ、そしてパッケージも可愛らしい食材もたくさん売っているので、お土産にも良さそう。あるいはフィレンツェでアパートに滞在している人はパンはもちろん、パスタやここの食材で自炊も良いですね~そしてタルトなどのスイーツもテイクアウトして・・・まさに近所に住んでいるかのように滞在が楽しめますね。クリスマス前は、自家製パネットーネも販売していました。
記事を書く時にサイトを調べたら、なんと!ここは近くあるレストラン、Il Santo Bevitore の系列店だったのですね。ちゃんとしたレストランで食べたいなら Il Santo Bevitore、カジュアルに食事したいならその右横にあるガストロノミアの Il Santino (ブルスケッタやワインにあう前菜系が多いです)、そして朝ごはんやパン系ならここ、と予算や食べたいもので3つ。 Il Santo Bevitore に行ったのもかなり昔だし、 Il Santino は行ったことがないので、この2つもまた行ってみたいと思います!
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基本情報
S.forno
Via Santa Monaca, 3r
Tel:+39-055-2398580
※ランチメニューは12:00-15:00
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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