モンタルチーノのワイナリーにお客様とハイヤーで向かう前、ランチのためにモンタルチーノ旧市街に寄る必要があった時のこと。ハイヤーのドライバーにおススメを聞いてみたところ、「以前にお客様の指定で行ったところがとても良かったけど、行ってみる?人気だから予約入れないとダメだけど」と紹介されたのがこのレストランです。そう言われたら行きたくなるのは当然、電話すると幸い予約が取ることができ、旧市街少し外のお店に向かいました。
道路から少し入ったところなのに、とても静かな雰囲気。ドライバーから聞いていたように、素敵な庭と眺望! テーブルは建物の軒先がメインで室内は数席だけなので、冬季は休業でランチをメインに営業しています。

ご覧のように畑に囲まれたテーブル席
しかしここはそれだけではないのです。ここは野菜やハーブの畑、オリーブ畑、ブドウ畑などを併設した “Farm To Table” のレストラン。レストランで出される料理には、ここで採れる野菜やハーブが使用されています。全部で8ヘクタール、すべてパーマーカルチャーの理念に基づいた持続可能な農業システムを採用しています。そしてワインも2019年にIGTを、2024年には念願のロッソ・ディ・モンタルチーノをデビューさせたそう。オリーブオイルももちろん自家製です。

時間がなかったので1人1皿のお料理でしたが、私はニョッキのバジルソースを選びました。農場の廃棄物や飼育している鶏からの有機物から作られた、循環型の豊かな土壌。そこで生育された野菜はやはり味も香りも濃厚で、食べ終わるのが惜しかったほど。そしてスライスされたアーモンドとニョッキのもっちり感がまたよくマッチしていて、シンプルながら計算された完璧なお料理でした。
お庭は一部入ることもでき、オルチャ渓谷が目の前に広がる一等席にはベンチが。さらに事前にリクエストすれば、ピクニック用の食事を準備してもらえ、芝生やブドウ畑でピクニック形式で食事を楽しむこともできるそうです。

左奥に見えるのはモンタルチーノ
私たちの他にも、外国人観光客から常連と思われるイタリア人のグループがいましたが、ロードサイクリング中に偶然立ち寄った風の渋いおじさんたち。ヘルメットを脱いでほっと一息、絶景と美味しい食事を堪能し、エネルギーチャージした様子でした。
そして「常連」は、人だけではありませんでした。私たちのテーブルから離れたテーブルで食事をしていたドライバーが席を離れると、どこからやってきたのか? 慣れた様子でお皿をなめ、粉チーズを食べる猫ちゃんが……そんな様子もほのぼのと、ほっこりさせてくれる場所なのでした。

予約は必須!
席数は少ないので、行きたいと思ったらすぐに予約をおススメします。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Locanda Demetra(英語)
営業日時はコチラ
【行き方】
モンタルチーノ はシエナよりバス114番で約1時間10分。モンタルチーノFortezza のバス停より徒歩約15分(ただしちゃんとした歩道がない道路なのでご注意ください)
バス114番の時刻表や路線図はこちら
「Download line timetable and map」をクリックすると時刻表がダウンロードできます。
バスの乗り方などはこちら 👇 👇 👇
中山久美子の書籍
【紙の書籍】
〇 イタリアの美しい村を歩く(東海教育研究所)
〇 イタリア流。世界一、人生を楽しそうに生きている人たちの流儀(大和出版)
〇 イタリアの笑みさそわれる愛おしい暮らし365日(自由国民社)
【AMAZON KINDLEの電子書籍もどうぞ】
いずれも読み放題に入っています!
〇 フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選
〇 トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ
〇 トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)




















