フィレンツェなど大観光地は特に近年、グローバル化が進んで日本でもあるようなZARAとかH&Mのようなお店、そしてスターバックス、イタリアのものだけど世界チェーンになったジェラテリアなどが増えすぎて、なんとも寂しい気持ちになったりします。その分、小さな町や村にとっても素敵なお店や飲食店が散らばっているから、それもその村を訪れる大きな理由でもある、と言っても過言ではないでしょう!
そんなレストランが、アレッツォ県コルトーナでもあります。
コルトーナ自体が映画「トスカーナの休日」の舞台にもなったとっても素敵な村なのですが、何度も村を訪問した私がずっと行きたいと思っていたけど叶えられていなかったレストラン、それがこのオステリア・デル・テアトロです。
創業は1994年。オーナーシェフのエミリアーノさんは専門高等学校卒業後にコルトーナの飲食店で勤務した後、なんと21歳の若さで自分の店を出すことを決意。最初は現在このレストランの斜め前にある飲食店 Fett’Unta の場所でしたが、その後に現在の場所に移動。1500年代の建物を改装し、昔ながらのオステリア風のホール、フレスコ画のエレガントなホール、建物正面のテラス席と3タイプのスペースを備えた大きなレストランになりました。

地元の選りすぐりの食材を使用し、ベーシックなトスカ―ナ料理にクリエイティブを加味した美しい料理。ミシュランガイドの他、イタリアのレストランガイドの雄ガンベロ・ロッソや、スローフード協会のガイドにも掲載されています。しかし、一部の高級レストランのように見た目は美しいけれど量が少ない、というわけではありません。到着した時に「わぁ~!」と声がもれるような美しい食器や盛り付けであると同時に、しっかりとした量もあり。同じものをフィレンツェで食べたらきっと1.5倍、下手したら2倍はするだろうな、と思うようなクオリティなのです!

この日はお客様3人のアテンドで、前菜2皿、プリモ4皿をシェアしました。手前はアスパラガスのスフォルマート(フラン)と鴨のカルパッチョ、奥はサーモンのタルタルなのですが、下はなんとバジルのジェラート!上のエスプーマと合わせて、食感と味の組み合わせが絶妙でした。プリモはキアニーナ牛使用のラグーとピチという郷土料理の定番から、ヤギチーズと梨の詰め物パスタにクルミソースなど、こちらも食材の組み合わせが秀逸なものがいろいろ。
そしてお料理が美味しいのはもちろん、スタッフもちょうどいい塩梅でタイムリーな声掛け、サービス全般が丁寧で本当に居心地がよかったです。料理も含めて、素晴らしい時間を過ごせました。バイクレースのレジェンド・ヴァレンティ―ノロッシや俳優のステファノ・アッコルシなど、著名人も多く来店するのにも納得!です。

行った日はイースター直前だったので、入口のカウンターがイースター仕様になっていました。
私たちが行ったのは平日のランチだったのでテラス席だけがいっぱい、中は丸ごと空いていました。ただこれからのハイシーズンや週末は混む可能性もあるので、予約をしておいた方が安心でしょう。
コルトーナはもともと好きな村ですが、このレストランで食事するためにまた行きたい!と思うほど素晴らしいレストランでした。lコルトーナはフィレンツェからでも公共交通機関で日帰りで行けますので、フィレンツェ滞在中、あるいはアレッツォからだと直通バスもありますので、ぜひ訪れてみてください。自分たちだけで行くのが不安な場合は、ぜひアテンドをご依頼くださいませ。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Osteria del Teatro(英語)
行き方はコルトーナの記事を参考に、中心のレプッブリカ広場から徒歩3分。
定休日は水曜です。
中山久美子の書籍
【紙の書籍】
〇 イタリアの美しい村を歩く(東海教育研究所)
〇 イタリア流。世界一、人生を楽しそうに生きている人たちの流儀(大和出版)
〇 イタリアの笑みさそわれる愛おしい暮らし365日(自由国民社)
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〇 フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選
〇 トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ
〇 トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)

























