終わりは新しい冒険の始まり

昨日は春分の日でしたね。ずっと暖冬だったトスカーナ、おらが村ではもう春爛漫!といった感じです。

今の時期、日本だとまさに今が年度末や卒業となるので今日の記事のタイトルがしっくりきますが、イタリアで生活しているのにこのタイトルはちょっと意外な感覚かも(笑)。というのも、秋から始まった新しく分野での通訳業務がまさに昨日、終了しました。長かったようで、終わってみれば短い・・・早く着いた現場に1人立ってみると、ああ、今日が最後なのかと静かに感極まる・・・。

週3〜4回から始まって徐々に回数を減らしていき、先月からは週1になったものの、緊急時等は随時チャットでも対応してきた半年間。仕事で関わりたいなと願っていた、個人的にもずっと好きな分野だったので語彙は問題ないと思ったら、まぁ専門用語や業界ならではの言い回しが出てくる、出てくる・・・後で質問したり、ノートに図解とともにまとめたり。それもなんだか遠い昔に感じます。

そして定期的な仕事だったこともあり、いろんな人とも知り合って親しくなりました。そんな彼らの1人から「ちょっと今日クミコ最後なんじゃないの?なんだか私も寂しいわ」なんて言われて、彼らとも会うことがなくなるのか・・・とまた感極まったりして。そしてこの勤務場所にも来ることがなくなり、通勤のトラムやバスに乗ることもなくなるのかと思うと、帰りの車窓でこんな景色を見ながらぐぐっとセンチメンタルな気分に浸ってしまいました。

自分のやりたい事、自分が必要とされた時に受けたいと思ったことだけをやろうと、サイトを作り、個人事業主登録をして、早6年。この仕事は終わったけれど、この経験は私の血となり肉となっただけでなく、履歴書の職歴にも書くことができることで、同分野で新しい人間関係、そして仕事の広がりもありそう。まだ準備中ですが、4月にはその成果を報告できるようにこの10日間、頑張ります!

愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!

人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。

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