スキーバカンスの滞在先(ダンナ勤務先の保養所)が古い建物で、自分で操作ができないセントラルヒーティングだったのですが・・・嘘やろ、ってくらい設定温度が高い。室内半袖で十分、料理してると汗かくので窓を開けるという暑さだったのです。おかげで喉、そして鼻をやられてしまったダンナ、夕食後にお湯を沸かし始めました。そう、それは「フメンタ」のため。イタリアで(他の国もかもしれませんが)昔から伝わる、鼻づまり解消の自然治療法です。
用意するものは鍋に塩、または重曹、またはハーブ。沸かしたお湯に塩(または重曹、ハーブ)を入れ、火から下ろし、湯気が立つ鍋の上に顔を近づけ、湯気を逃がさないように頭からバスタオルをかぶります。そしてゆっくりと鼻から息を吸い、口から息を吐くだけ。顔を近づけすぎたり、勢いよく吸ったり吐いたりすると火傷するので注意!!ゆっくりやっても、鼻の穴の内側がひりひりし、プチサウナ状態で顔はほてりまくりますが(笑)。しだいに詰まっていたものが解けてなくなるような感覚になってきます。
うちのダンナはフメンタと言いますが、他にスッフーミジ(Suffumigi)やフメンティ(Fumenti)と呼ばれます。ダンナは塩でやりますが、調べると重曹、カモミールの花、ハーブ(セージ、ラベンダーなど)、そして精油(ユーカリ、ミント、ローリエ、ローズマリー)でも!
※イタリア語を勉強している方は、動画もぜひ見てみてください(朝のTV情報番組)。またフメンタの後にもう1つの昔ながらの知恵で、麻の種の粉にしたもの(イタリアでは薬局で販売しているそう)を少量のお湯で溶かしてクリーム状にして患部(喉や気管支の通る胸あたり)に塗り、温めたタオルで覆う、という方法も説明していました。
また、うちは体の不調が出れば精油を使っていて、フメンタと併用してブレンドオイルを塗り塗りしています。
あとは生姜レモンティーやはちみつを摂ったり、塩水で鼻うがいをしたり。そんなこんなだと薬を買うこともなく、一石二鳥。皆さんも「フメンタ」試してみてくださいね。
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