【レポート】キアンティで料理教室&小さな村散策

あっという間に1週間も過ぎてしまいましたが・・・新年あけましておめでとうございます! コロナに戦争、円安にインフレと、ここ数年イタリアになかなか来られない方が多かったと思いますが、昨年の春、特に秋以降から日本人の方の来伊が戻ってきたように思います。近年は投稿の頻度がダダ下がりでしたが、今年はイタリアに来られる皆さんが「ここに行きたい!」「これやりたい!」「役に立つ!」と思っていただけるような情報をしっかり発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

そんな中でも、昨年もいくつか新しいコラボレーションをスタートさせました。胸をワクワクさせながら秋に訪問し、スタートしたキアンティの新しい料理教室もその1つ。

キアンティの美しい村、元シェフの料理教室とアパート滞在

2024年の初仕事は、このキアンティの料理教室とモンテフィオラッレ、グレーヴェ・イン・キアンティの散策でした。ピサ郊外のレジデンスに滞在し、レンタカーでお越しのお客様とフィレンツェのトラム終点で待ち合わせし、一路、キアンティへ!

私は別の案件で11月後半に会って以来のジャンルーカでしたが、実は年末に立てないほどの腰痛になり、この日の開催も危ぶまれていたのです・・・が!奇跡的に回復! そういうこともあった中での訪問だったので、行きの車中から、キアンティエリアに到着してから、そして建物の外観を見ただけで大興奮(笑)。

お客様はご夫婦に娘さん、友人の息子さんである青年の4人。まずは皆でおそろいのエプロンをつけていざ、キッチンへ! 写真で分かるように、最初からテンション高く、おしゃべりと笑いが絶えませんでした。私も仕事中(めっちゃ楽しんでるけど)の貴重な写真を頂いたので、せっかくなのでたくさん載せちゃいます。

この日のメニューは

  • ムジェッロ風トルテッリ、バターとセージソース
  • 鶏肉とパンチェッタのオリーブ煮込み、サラダとナーノ豆添え
  • ティラミス

まずは寝かせる必要のあるパスタ生地から、そして煮込む時間のかかるメイン、そしてティラミス・・・と3つのメニューの行程を混ぜながら効率よくすすめていきます。

このメインがとってもシンプルなのだけど、ちょっとしたコツでハーブや肉汁の味がシミシミの絶品料理に✨ これは私も家で真似させてもらいます!

中盤にはプロセッコと生絞りオレンジジュース・スプレムータでアぺリティーヴォも! こうやって飲みながら、おしゃべりしながら一緒に料理するのが楽しいんですよね。私も爆笑中・・・というのは、全部で6人だって言ってるのに、ジャンルーカがボケボケで「合ってるだろ」って、もう1つグラスを出してくれなかったから。何回も数え直して、ジャンルーカ自ら自分の過ちに気づき(笑)大爆笑中。

ジャンルーカが用意してくれた生サラミ、チェチーナ(ひよこ豆粉のクレープ)にカプリ―ノ(ヤギの乳のチーズ)がまた美味しくって、プロセッコもすすむ、すすむ・・・ヤバ楽しい。

そしてやっぱり楽しいのはパスタを伸ばして包む時間。今回は手から具をにゅるっと出して、大き目に作りました。

ジャンルーカが見本を見せ、1人づつパスタ伸ばし、具のせ、包んで切手く作業をしていきます。コロンと大きめなので、1人3~4つでお腹いっぱいになりそう!

最後はあらかじめ沸騰させておいたお湯に投入~ここまでで約3時間、あっという間に過ぎすぎてビックリ。そして気づくとお腹もペコペコです。

近所のワイナリーのキアンティ・クラシコと共に、皆で作った料理を頂きます。ムジェッロ風トルテッリは私も作る定番料理ですが、いつもはミートソースに合わせることが多いので、今回のようにバターソースで食べるのは初めて。ジャガイモを茹でる時のコツから教えてもらったのですが、いつもよりもグンとデリケートで口の中で溶けるのは何が違うのだろう?ジャンルーカの魔法!?笑。

そしてこのメインの鶏肉。ハーブとパンチェッタの味がしみ込み、旨味調味料なんてなくてもこんなに簡単に美味しくできるんです。トーストした松の実も良いアクセントだし、こうやっていろんなタイプのサラダ菜の上に乗せると、サラダのドレッシングなしで肉汁だけで食べられます。付け合わせの「ナーノ(小粒の)」という名のついた白いんげん豆は、通常のものよりもサイズが小さくて皮が薄く、と~っても甘い!ただ茹でただけなのに、こちらも豆そのものの味が濃厚。スーパーに普通に売ってると言うので、私も探して買ってみたいと思います。

その後は荷物を置かせてもらい、モンテフィオラッレの村を散策。雨が降ったりやんだりでしたが、濡れた石畳、雲の隙間からもれる陽などが美しく。今回は行きませんでしたが、ワイナリーの入口も開いていたので、従業員の方に声をかけて村の全景が見える絶景スポットから写真を撮らせてもらうことに。

それから車でグレーヴェに降りて、メインの広場でお買い物。今回は、今回も?オリーブの木の製品やリネンを扱う雑貨店でたくさんお買い物したり、9月もお話を伺った絵付け工房で実演を見せてもらったり、短いながらも充実した散策になりました。

常時いるわけではないのに、グレーヴェに行った時はなぜかいつも会えているエリーザ。これから旅行者向けの絵付け教室を始めるということなので、コラボをお願いしてきました! また日を改めて訪問する予定ですので、お楽しみに~こうしてパスタ工房ワイナリー料理教室と宿泊、など、キアンティのプログラムが充実してきました。またジャンルーカの料理教室にご参加または宿に宿泊の方は、グレーヴェからの無料送迎をしてくれるので、車がなくてもOKというのも嬉しいですね。

Oさまご家族、ジャンルーカ、楽しい1日をありがとうございました!

ギャラリー(クリックすると拡大します)

 

👇 今回の料理教室は、この本にも掲載の美しい村・モンテフィオラッレで行います。

愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!

人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。

本の詳細はこちら

 

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