を除いてはイタリアの学校は9月始まり、そして6月終わり。週によって多少前後しますが、わがトスカーナ州では先週の金曜日6月9日に今年度が終了しました。始まりは9月の半ば、つまり、3か月ちょいのながーーーーーーい夏休みに突入したという訳です。
年間にいったいどれだけの休みがあるの?ですが、夏休みは日本の倍以上ありますが、それ以外はだいたい同じ。
しかし我が家は、次男が中学3年生。イタリアでは中学最終学年の3年と高校の最終学年の5年において、「卒業資格試験」なるものがあります。逆に高校入学では定員オーバーでくじ引きがある場合、大学入学では定員のある専門的な学部を除いては、卒業資格試験さえ持っていればどこでも試験なしで入れる・・・つまり日本と逆で、入るのは簡単だけど、出るのは難しいシステム。昔はバッサバッサ落とされていたそうですが、近年はよほどのことがない限り落とされることはないそう。とはいえ、試験前の通常の成績が10段階評価で6以下が多い生徒は、試験を受けるまでもなく留年に・・・ゆるくなったとはいえ、1学年1クラスのおらが村の学校でさえも毎年1人は留年してるので、やはり日本と比べれば厳しいのかも。
我が家は長男はいるので経験済みと思いきや、3年前はまさにコロナ元年!
なので、通常の中学卒業資格試験は私たち親も初体験なのです。
その内容は、主要学科の筆記テストと自分でテーマを決めた発表+口頭質疑(!!)
1日目・8時~12時:イタリア語
2日目・8時~12時:外国語(英語・フランス語)
3日目・8時~11時:数学
4日目~1人づつ発表と質疑応答試験(30分くらい?)
筆記の時間はあくまで最大なので、早くできた人は退出しても良いのだけど・・・かといって1時間で終わりそうなものに4時間も設定はしないだろうから、結構な問題数と記述など時間のかかる設問もありそう。なんか日本でいう入学のための受験みたいなものですよね。そして何より、口頭試験があるというのが日本ではないところ。これは卒業資格試験だけでなく、日常の小テストでも筆記と口頭があるんです。そしておらが村は分校なので、試験は隣町の本校。筆記の3日は設定時間におらが村より送迎バスが出ますが、口頭は各家庭で親が連れて行きます。
次男のテーマは長男と同じ(苦笑)で「日本」で、パワーポイントを使って発表する子が多い中、口頭が苦手な次男は敢えてA4の紙を9枚つなげた大きな紙1枚を日本国旗に見立て、中心以外の白い紙に小テーマを配置したものを準備。細かいテーマは割愛しますが、自身の日本での経験なども語る・・・予定💦 ああ見えて発表が超苦手なので、あとは神のみぞ知る・・・。
そしてこの卒業資格試験は明日から!!
オカンもドキドキの1週間が始まります。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!、
