ポレンタは、トウモロコシの粉(そのままFarina di mais とも呼びます)。沸騰したお湯にこのトウモロコシの粉をダマにならないように少しづつ入れ、煮たもの。よく食べるのはロンバルディア州やヴェネト州など、北部が多いですが、イタリアの山間部では南部でも食べるようですね。もちろんトスカーナでも!各州によって食べ方もいろいろあるようですが、トスカーナではおおよそこの2つの食べ方になります。
「ス―ゴ」と一緒にプリモとして
「ス―ゴ」とはソース全般のことで、トスカーナではプリモで「ス―ゴ」と言えばミートソース、ラグーのこと。写真はベーシックな牛ひき肉のラグーですが、よく合わせられるのは猪などのジビエ系のス―ゴ。うちではママ友のマンマ作のが気に入ってから、彼女の「ポロネギとサルシッチャのス―ゴ」をよく真似します。プリモのカテゴリーですが、これ1皿で夕食にもなるサボり主婦の味方メニューでもあります(笑)
あるいは、もっとシンプルに「粉チーズ&こしょう」も捨てがたい・・・あっつあつのもっとクリーミィなポレンタだと、チーズが溶けてまた激ウマ!!
焼いて、揚げて、「クロスティーニ」で
プリモで食べるのが余ったら、熱いうちに四角い容器に入れて高さが同じになるように、表面が平らになるようにして冷ましておきます。それを四角くカット。
それをレンジで焼くか、油で揚げるかして、クロスティーニのパンの代わりに使います。私は前に揚げた時に破裂して大やけどしかけたため、それからはレンジで焼いてばっかりですが・・ベーシックにレバーペーストもありだけれど、一番多い&美味しいのはやっぱりキノコ、いや、ポルチーニ!
ポルチーニはもっと細かく切ってソース風に仕上げても良かったのだけど、あえて大き目にニンニクとイタリアンパセリとでソテーにしたものにしました。6枚焼いて、ポルチーニ好きの長男が3つ立て続けに・・・今度はもっとポレンタ炊いて余らさないと、アッという間になくなってしまいます。固まったら冷凍保存も可能なので、献立が思いつかない時にも役立ちます(笑)
ちなみに北部ではこんな感じ、クロスティーニではなく、メインの付け合わせにこんな風に出てくることが多いです(左上の卵焼きみたいなのが、ポレンタです)
日本では食べるのかな~?イタリアに来られたら、ぜひポレンタも食べてみて下さい!