エコ、グリーン、スロー、サステイナブル・・・ツーズムの新形態、その違いは?

観光・旅行の形態として、近年よく聞くいろんな言葉があります。

  • エコツーリズム
  • グリーンツーリズム
  • スローツーリズム
  • サステイナブルツーリズム

なんとなーくは分かるけれど、全部似ていて、はっきりとした違いを聞かれると・・・??そして、実際はそうではないのにキャッチとしてこれらの言葉を使うことも、実はよくあるのではないでしょうか?私自身もちょっと整理してみたくて、それぞれの定義などを調べてみました。

エコツーリズム

自然環境の他、文化・歴史等を観光の対象としながら、環境の保全性と持続可能性を考慮するツーリズム(旅行、リクリエーションのあり方)のことである。

Wikipedia日本語版より

エコツーリズム=エコロジーツーリズモは、狭義では持続可能な観光=サステイナブルツーリズム、広義では責任あるツーリズム=レスポンシビリティツーズム、として使用されていましたが、公式には2002年のケベックサミットにて上記のような概念が採択されました。どちらかというと自然環境への観光が多く、ネイチャーツーリズムとも混同されやすいですが、ネイチャーツーリズムは「ただ自然をテーマにした観光」だけであることが多く、問題のあるツアーも多いそうです。

グリーンツーリズム

都市居住者などが農場農村休暇余暇を過ごすこと。日本では一般にグリーンツーリズム[1]と呼ばれる。「グリーン」は緑の意味の他、エコロジーの意味もあるのでエコツーリズムと混同されやすいが異なる。「農村民泊」などとほぼ同義。地域行政ではアグリツーリズムによって都市農村が交流し、地域振興が図られる。

Wikipedia日本語版より

とあるように、イタリアでは中小農家の支援サポート団体であるCIAがTurismo Verde (グリーンツーリズムのイタリア語)を提唱し、アグリツーリズモへの滞在や農家での体験型観光を推奨しています。

スローツーリズム

スローツーリズムは,新しい観光のニーズに応えながら,地域の自然と文化と生活を守り,地域経済の活性化に資す
る観光の形態である。

国土交通省サイトより

スロー●●と聞くと、まず「スローフード」を連想し、スローフード協会が提唱しているのかと思いがち。実際はスローフード協会もツーリズムをテーマに活動はしていますが、それ以外にもスローツーリズムの団体がいくつか存在します。

  • スローツーリズム協会(SlowTurism)
    ウンブリアのスポレートに本部のある協会で、旅行代理店、アグリツーリズモなどの宿泊施設と提携し、ツアー、宿泊、プログラムなどを提唱したり、スローツーリズムに関わる人の育成講座なども開講
  • スロームーブメント協会(Movimento lento)
    ピエモンテのロッポロにある協会で、上記の概念に加え、主に、公共機関・自転車・トレッキングなど、移動方法を兼ねた楽しみ方に特化している。

サステイナブルツーリズム

持続可能な観光」という意味で、マスツーリズムの結果生じがちな、環境や文化の悪化、過度な商業化を避けつつ、観光地本来の姿を求めていこうとする考え及びその実践。オールタナティブツーリズムの後に提唱された概念。

Wikipedia日本語版より

イタリアでは、サステイナブルツーリズムを包括するレスポンシビリティツーズムの協会=AITRイタリアレスポンシビリティツーズム協会があります(ミラノ本部)。協会では代理店と組んで旅行者に何かを提供する、というよりも、その概念を広げるためのイベントや国際会議などを中心に行っているもよう。

・・・で、違いは何?そしてトスカーナ自由自在では何ができる?

こうやって1つ1つ調べてみたり、環境ガイドのブログなども読みましたが・・・ここまで読んでいただいて分かるように、これらすべてが完全に違うものではありません。都市問題、環境問題、マスツーリズムなどいろんな問題や課題が出てきて、全てがリンクしながら生まれてきた感じです。それぞれに「自然」「農家」「滞在期間・移動方法」など特化した部分はありますが、全て、「それぞれが責任をもって観光し、観光する場所の環境や文化をリスペクトする」ひいては「その場所・住民に寄与する」ことが共通する部分ですね。その流れから?もしくはその前あるいは同時発生的に「イタリアの美しい村」だったり「アルベルゴ・ディフーゾ」のような、超観光地でない場所の価値を再評価し、プロモーションしていく動きも盛んです。

トスカーナ自由自在も、基本コンセプトはそこにあります。もっともっと無名のトスカーナの村や見どころ、そして郷土文化や地元の住民とのふれあいを提供したい・・・ただ、日本人の方は休みが少ないうえに移動時間だけも時間がかかるので、これらの観光形態を実践したくても100%はできない、という現実も、よぉーーーーく分かります。なので私的には、たとえ限られた時間だとしても、

  • ガイドに載っていない、定番以外の村や見どころ
  • ただ見て写真を撮るだけでない、体験や感動を伴うプログラム
  • 観光業にどっぷりの商業的オスピタリティでない、人とのふれあい

を少しでも・・・これからもそんな思いで、いろんな提案、そして、それぞれの希望を全て叶えるコーディネイトをしていきたいと思っています。あ~皆さんに早く来て欲しいっ!!(心の叫び・泣)。

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