「白いクジラ」がいる森の天然温泉、バーニ・サン・フィリッポ

トスカーナは有数の温泉地。飲む温泉として有名なモンテカティーニを始め、トスカーナ中には天然温泉からSPAの施設からたくさんあります。その中でもなかなか「原始的」な天然温泉が、このバーニ・サン・フィリッポ。オルチャ渓谷でも南、アミアータ山の裾野の森の中にあり、まさに自然の真っただ中でリラックスできる天然温泉です。

バーニ・サン・フィリッポは村の名前で、ここからお目当ての天然温泉に行くには、「FOSSO BIANCO」の標識に従って森に入りましょう。

ここからは一本道、まっすぐ行き、左にほぼUターンしながら下っていくと・・・

何とも、のほほーーんとした雰囲気!全体的に湯温は低く浅いので、赤ちゃんもこんな風にして温泉を楽しんでいます。ここからは自然の傾斜を利用して、自然にできたままの「浴槽」が段々になって続いていきます。

ほんとに自然のまんまなので、このように木もなぎ倒されたままの状態。お湯は白く濁っているので分かりにくいですが、場所によっては下は砂利だったり、泥だったり、そして木の葉や枝も落ちています。岩場用のゴム靴やクロックスタイプのゴムサンダルが便利(私はビーチサンダルをはいていてお湯の中?泥の中!?で失くしてしまいました)。

更に下ると・・・有名な「白いクジラ」が見えてきます。

この巨大な白い物体は、長い年月を経て自然に形成された石灰石の沈殿物。その形状がクジラの口に似ていることから、この温泉のシンボルとして「白いクジラ」の愛称で呼ばれています。多くの人はこの近辺にバスタオルなどを敷き、温泉に入っては上がり、そしてまた入る、とゆったりとピクニックをしながら温泉を楽しんでいます。

その手前には崖があり、滝のように温泉が落ちてきますので、打たせ湯もできます!

そしてこの下には泥が豊富で、泥パックもできます!ただし、季節のよってお湯に含まれる微生物などが変わるため、例えば冬だとお湯は緑~茶色になるのだそう。源泉の温度は高いそうなのですが、それほど深みがないのもあり、下に下っていくにつれだんだんぬるくなっていきます。

私たちが行った時は、白いクジラまで行く前のこの場所の湯温が高かったです。おかげで、帰りがけだったのに嬉しくてここに長居してしまいました(笑)。イタリアの温泉は天然&施設のものでも基本的にぬるめなので、日本人にはちょっと物足りないかも?ただ温泉に入るというだけでなく、この自然のど真ん中でその空間をゆったり楽しんでみて下さいね。

ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報

Bagni San Filippo
FOSSO BIANCOへの入場は有料となり、1人2ユーロを支払います。最近は人気が出てきて人も多く、盗難も多発しているそうなので、貴重品は持って行かない(車やホテルに置いておく)か、最低限にしましょう。FOSSO BIANCOの看板がある前にバール兼食材屋さんがあり、飲み物や軽食が購入できます。

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