長男が中学生になって1年、振り返ってみて日本人母の私が「ほぉ~!」と思うことはいろいろありますが・・・そのうち、一番はやはり中学から増えた教科、おそらく日本にはない?イタリアらしい?ものがいくつかあります。まずは・・・TECNOLOGIA=テクノロジー!本からして3冊、教本とラボラトリー、図面集もあり、この他に、実習バッグに定規関係一式とコンパス、濃度違いの鉛筆、紙・ファイルまで揃えないといけません。
そして特に最初の半年間は、しこたま幾何学模様を描いて、器具の使い方や正確に描く事を覚えていたよう。ちなみに、この幾何学模様を描くのは夏休みの宿題にもしっかりあります!
イタリアはファッションや建築の国、その分野でも特に、機能美だとか造形美だとか特徴に挙げられますが、そういった特徴はこんな中学の教科がベースとなって育まれてゆくのか・・・と妙に納得したりして。
教科書を見ていると、テクノロジーってだけあって、いろんなモノの図解があり、風力発電のプロペラとか、消火器とか
石油の精製とその温度で利用されているものとか
もっと身近なものでは、カメラとか、ボールペン!
イタリアらしいのが、チーズの製造過程っていうのもありました。
これは日本でもあるかもしれないけど、今の時代、パソコンのいろはも学校で教えてくれるのね~。ペイントを使用して写真加工をしている様子。
学校にはパソコンルームがあって教室に20台くらいズラリとデスクトップが並んでいるのだけど、果たしてあれも使っているのだろうか?・・・少なくとも1年目は聞かなかったので使ってないと思うけど、私のPCを見様見真似である程度使えるのは、やっぱりそういう時代なのかなー。
なかなか面白いイタリアの中学校の教科、続編をお楽しみに!