今年のバカンスはビーチ中心の島バカンスに、ギリシャの首都であるアテネ。しかもメインは遺跡・博物館。こんな観光ができるようになったのは、やっと子供たちが大きくなったから。実は今から7年前、長男5才&次男2歳の時にフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の首都・トリエステに滞在したのですが、その時にあまりにも観光ができなくて「大都市はこりごり」になったのです。それから町、特に都会を観光する時に気を付けていることがいくつかあるので、紹介してみたいと思います!お子さんとの観光旅行に悩む、皆さんのお役に立てれば幸いです。
町観光は半日程度にしておく
トリエステに行った翌年のウンブリアでのバカンス、目的は中規模や小さな村巡り。その時に決めたのは、観光は午前中の半日だけにし、ランチの後に宿に帰ること。そして宿は、プール付きのアグリツーリズモ。午後にプールという子供たちのお楽しみをとっておくことで、午前中は午後を夢見て?それなりにガマンして観光に付き合ってくれました!
キッチン付きの宿にして、夜は自炊を中心にする
小さい子連れの難関ポイントでもある外食。特に夜の外食は、昼間に疲れた小さな子供がぐずることが多く、せっかくの外食も楽しめない・・・自炊できるアパートであれば、時間も自由に早くできるし、眠たくなったらすぐに寝ることができる!もし機嫌が良ければ、夜のお散歩くらいは付き合ってくれるかもしれない!という特典付き(笑)~写真はトリエステ最後の晩、偶然アパートの下にあった歴史的バール SAN MARCO へ!・・・ま、ここではチョコレートケーキというエサがあって終始ご機嫌だったのですが、その後のお散歩は散々なものでした(号泣)
おやつタイムを頻繁にとる
これも上と似ているんですが、「ここ見たら、おやつにしよか~」の一言が、子供たちのイライラグダグダイヤイヤモードを変える魔法の言葉になることも(たまに逆効果になる時もあるけど💦)。普段はおやつの回数や内容に厳しい家庭でも、旅行の時くらいはいいんです。飴ちゃん1個で皆が幸せになれるなら!そういう博物館などでも食べられる飴系お菓子は必須、一気に食べてしまわない小袋系のもの、もちろん飲み物も常に携帯(こうして母のバッグはパンパンに)。そして最後の手段は、ジェラートです(笑)
疲れたら無理しない、行程を変える
子連れバカンスに無理は禁物。遠い海外だと「一生に1回だから」と無理してしまいがちですが、それで子供たちがぐずってしまえば大人もイライラ&結局何も見られなかったり記憶に残らなかったり。どこまで無理するかは状況やタイミングによりけりですが、子供たちが飽きそう&疲れそうなもの、例えば博物館は1日1つだけに限定するなど、最初から余裕をもった行程を組んでおくとストレスも減ります。
予備知識を入れておき、興味を持たせておく
これは早くても幼稚園くらいから、子供によっては小学校でも厳しいかもしれませんが・・・キリスト教の教理にも熱心で歴史好きな長男は、小学校低学年から教会やお城関係は割と好んで入るようになり、今年の頭はウフィッツィ美術館、そしてこの夏の遺跡巡りも彼のたっての希望。先日おらが村に来て下さったご家族は、5才のお子さんとローマに行くのにローマ舞台の映画を見せておいたら、「これ映画で見たとこ―」と喜んでいたそうです。そういえば、4年前に姪っ子がイタリアに来てローマ観光したときは、「グラディエーター」を一部見せたような・・・映画やアニメ、お子さん向けのガイドなどを事前に見ておけば、興味を持ってみてくれるかもしれません。
うちは息子たちが大分大きくなった楽になりましたが、特に次男ができてからは苦い経験をいろいろして、工夫したり妥協したりの観光でした。今お子さんが小さいご家族、複数人いるご家族の皆さん、ご健闘を祈ります!(笑)。