先週の金曜日・2019年3月15日、スウェーデンの環境活動家・16才のグレタ・トゥーンベリさんの活動を受けて、世界120か国以上で行われた「未来のための金曜日」~彼女の活動を知らない方は下記ビデオをどうぞ。
学生たちが環境問題対策に対する抗議を行うデモ~私は当日までこのデモのことは知らなかったのですが、朝、フェイスブックを開けると、フィレンツェ在住の友人、またはフィレンツェの高校に通う娘さんがいる友人などの投稿がジャンジャン入ってきたのです。投稿のほとんどが、中高校生の子供さんたちが参加したということで、いろんな意見が交わされていたのですが、皆さんは「中高生が学校を休んでデモに参加」、どう思いますか?
フィレンツェではなんと、サンタ・クローチェ広場に1万人が参加!!(写真は子供さんに同行した友人に借りました)それに比べて、日本は・・・大学生が100人・・・ショボッ!!なんか、やっぱり文化の違いというか、歴史の違いというか、社会の違いを感じます。日本では特に近年、自分の声を上げることや、意見を堂々と言うことが難しくなっていること、そして学校をサボる事がいかがなものか?みたいな意見があるんでしょうね(だから中高生が参加するなんてもってのほか!?)。そんな事しても変わらない、みたいな諦め感とか・・・そういう日本が痛いほど分かるからこそ、自分からこういう動きに共感して参加したい、という意志を持ったイタリアの(イタリアに住む外国人も含め)子供たちは、私にはとてもまぶしく、そしてたくましく見えました。私自身も私の子供たちも今回は参加はしていないけれど(やはり距離的にも自分ごとにはならなかったよう)、過激で危険なデモでないのであれば、ただサボる目的の参加でなければ、きっと送り出している&同行していると思う。もしサボる目的だったとしても、周りの同年代の子供たちを見たり、デモをするという経験は、学校の1日の勉強よりもきっと意味のある出来事になるはず!
さぁ、グレタさんの行動、世界中の若者の動きは、世界の政治家たちを変えられるのか?今後の動向が楽しみです。