昨晩は、おらが村の休暇の家が日本の空気に包まれました・・・それは「L’Arte Giapponese della Calligirafia」という書のワークショップ!トスカーナ自由自在のリピーターのお客様であるYUKOさんは、日本でも個展に作品を出したり、外国人にワークショップを行う書の先生。今回おらが村滞在の際にもぜひ、とおっしゃっていただき、それに休暇の家のカテリーナが答える形で、今回のイベントとなりました。参加者はカテリーナ、料理レッスンを行うダニエーラと息子さんのガブリエッレ(日本大好き、漫画大好き)、隣町に住む女性とその娘さんの総勢5人!経験豊富なYUKOさんは、下に敷くビニールシート、携帯用すずりに筆など、フル装備で準備して下さいました。
緊張する生徒たちに(笑)、まずは筆の持ち方から。
そしてまずは筆に慣れてもらうため、横、縦の直線、渦巻き、はらい、はねなどを練習。ここで筆にかける力の強弱を体感してもらいます。
そして次は、先生の用意した漢字から、生徒さんが好きな1文字を選び、練習します。ガブリは月。最初は大き目の紙で、先生と一緒に書いてみます。その後は、練習、練習、練習!最後の紙に書くまでに、少しづつ紙を小さくして、プレッシャーをなくしていく、という配慮も素晴らしい!
大人も子供も・・・いや、大人も「学生時代に帰ったみたい!」とワクワク、ドキドキしながら一筆一筆・・・その様子がまた楽しい!それぞれの漢字の意味や、何気なく持ってきた日本語の新聞で漢字の成り立ち、そして書の美しさに興味を持ったカテリーナ、最後にすごい提案をしてきました・・・「壁に何か書いてくれる?」これには、私も先生もびっくり!紙ではなくて壁!壁に直接だから、当然書き直しもできないし、一生残るものですからね。
いろいろ話して決めた漢字は「和」。調和の和、平和の和、そして日本も表す和。もちろん、先生のサインと日付入りです。
9時開始で1時間の予定のワークショップ、終わってみたら11時!あっという間の2時間は、楽しくそして異文化に触れる貴重な時間となりました。ほぼ毎年フィレンツェを訪れるYUKOさん、「いつまで滞在してるの?」「来年もここ来るんでしょ?」次回のオファーに、じゃあその時まで練習しててくださいね!と逆にプレッシャー(笑)。ただの旅行では味わえない、現地の人との交流。しかも文化的な交流がおらが村で開催できたことを、心から嬉しく思います!素晴らしい機会をお申し出くださったYUKOさん、受け入れてイベントをたててくれたカテリーナ、参加してくれた皆さんに感謝です~YUKOさん、来年もお待ちしております!