アミアータ山の中腹にある、ばーちゃん村ことヴィーヴォ・ドルチャ。私が初めて行った20年前はまだ少し活気はあったのに、この10年くらいは老人と外国人ヘルパーしかいないような、典型的な過疎の村になってしまい・・・それでも村を愛する若者＝ダンナの幼馴染たちがトスカーナ州より資金を得て、地域社会協同組合・PARCO VIVOを結成して活動しています。
「地域社会協同組合」で資産を守り発展する、トスカーナ地方集落の挑戦
昨年はコロナのおかげ？でド田舎に人が流れ、このヴィーヴォ・ドルチャやアミア―タ山も大ブームとなり、夏はすごい人が訪れていた。ばーちゃん家の裏の森から散歩に行っても、あちらこちらから聞こえる・・・そんなことは今まで全くなかったのに！それはもちろん、PARCO VIVOの地道な活動のおかげ。この源泉所、エルミッチョーロは彼らにとって、そして何度も行っている私にとっても慣れた場所ではあるけれど、初めて来る人には本当に森に隠れた宝石のような場所。改めて行くと、今年はPARCO VIVOの雄姿もあり、初めて訪れた時の感動がよみがえるほど。
そんなPARCO VIVOが、この冬ますます躍進！
まずこの秋、彼らのFBに掲載された写真に「えええ？この人、メジャーな女優さんでは？？」ジュリア・ミケリーニという、主演もする若手の女優さんです。並ぶPARCO VIVOメンバーは、この夏に毎日会っていた人たち（笑）。
この投稿の後、毎日クイズのように俳優さんや映画監督が出てきて、こ、これは・・・！？というか、答えが出る前にダンナがメンバーの1人に電話して聞き出していましたが、
なんと！SKYでクリスマス公開された映画「三銃士」の撮影に、ばーちゃん村の森やエレモが使われていたのです！主演は、数々の映画・ドラマに主演し、主演男優賞も多く受賞しているピエールフランチェスコ・ファヴィーノ！きっかけは、別の地域社会協同組合の会長でもある、副会長ファビオのつてだとか。いつもはぬほほーんとしているけれど、なんかスゴイ人みたい（笑）。
そして年明け・・・それも友人との電話で聞いていたのですが、告知されたのがこちら！旅・自然環境系の番組の司会者と言えば！の、リーチャ・コロがヴィーヴォにやってきた！
そう、今度はTVのドキュメンタリー的旅番組に取り上げられたのです。3時間近い番組の中で、出てきたのは最後の方で眠かったし、オルチャ渓谷の中で紹介されピエンツァ、バーニ・サン・フィリッポの後に、ついに登場！！
ここでも画面に出てきたのは、もはや広報担当？のファビオでした。いつもと声が全然違ってて笑える！！
PARCO VIVO 紹介部分はこちら（共有はできない設定になっていました…リンクで日本から見られるとよいのですが）
クリスマスは外出制限でヴィーヴォには行けなかったので、次はあわよくばスキー？（2月中旬から開くかもしれない）か、イースター休暇。夏は毎月通っていたので、しばらく行けないととっても懐かしくなっています。トスカーナ、いや世界遺産のオルチャ渓谷の中でも一番マイナーな場所かもしれないばーちゃん村ですが、コロナが収束すれば、日本からもたくさん来ていただきたいです！
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