オルチャ渓谷のカルティリオーネ・ドルチャの分離集落であるロッカ・ドルチャ。ロッカ=要塞、の名の通り、オルチャ渓谷のあちらこちらから見える要塞が目印となった小さな村です。
その村の真ん中にあるのが、このB&B。場所的にもオルチャ渓谷の真ん中にあるので、オルチャ渓谷観光の拠点として宿泊するのに、とても便利です。
建物の1階はレストランで、B&Bは3部屋で建物の上階にあります。部屋は全てダブルルーム、どの部屋もカントリー風ですが、どこか上品な雰囲気。部屋によって広場が見えたり、奥にオルチャ渓谷のパノラマが見えたり、窓からの景色は若違います。
一番人気は、この赤が基調となった可愛らしいお部屋。ここからは広場が見えて、その眺めが気に入った画家の方が1か月滞在されたこともあったとか。
B&B、そして1階のレストランはオーナーのマルタ (実はうちのダンナの幼馴染)と、コックのパートナーさんが切り盛りしています。マルタは20代から母の後を継いでこのレストランとB&Bのオーナーとなり、今では地元はもちろん、 世界からお客さんがやってくる評判の宿&レストラン となりました。そして、イタリア世界遺産好きの方にはおなじみ・ 陣内秀信教授 のオルチャ渓谷でのフィールドワークで拠点でもあるそう。前から“日本の建築家が生徒連れて研究にきている”とはマルタ母から聞いていましたが、まさか陣内先生とは・・・私も本読んでるくらいファンなので、次回は先生のいる時にぜひお邪魔したいです(笑)
1階のレストランはトスカーナ料理をベースとしながらも、世界中を旅するマルタカップルの知恵がたくさん。イタリア料理ではあまり使われないゴマやショウガなど、ちょっとオリエンタルな食材もうまくイタリア料理の中に取り入れています。
差し出されたとってもキュートなメニューに、食べる前からテンションがあがります!
オーダーした料理を待っている間に出てきたのは、ひよこ豆ペーストのカナッペ。
手打ちパスタもミネストローネも何もかも美味しいのですが、格別だったのは、コレです。シエナ特産の高級豚・チンタのフィレ肉に、ポロネギ・バジル・ハチミツのソースを添えたもの。
他にもイノシシのヨーグルト煮・ラズベリーソースなど、こんなソースの組み合わせも他では食べたことありません!もしB&Bに宿泊しなかったとしても、ディナーだけでもぜひ寄って頂きたい超おススメのレストラン。宿泊される方は、もちろんここで夕食ができます。レストランに行った時のブログ
そしてこんなレストランの厨房で、プロのシェフから習う料理レッスンも人気プログラムです!大半の方が1日目にフィレンツェからオルチャ渓谷を観光しながらハイヤーで到着し、2日目に料理教室&要塞見学、3日目に出発、という2泊3日のパターンです。写真や詳細は下記をぜひご覧くださいね。
ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報
【宿泊】 1泊朝食付き90ユーロ、通常冬季は休業。2019年は4月末オープンです!
【料理教室】
原則的に水~金のランチまたは夕食。最低2名~、イタリア語・英語対応可能です。
【行き方】
シエナからTiemme社のバス・54番で1時間20分ですが、本数が少ないうえ、ロッカ・ドルチャまでは徒歩になるので、オルチャ渓谷の他の場所と組み合わせてハイヤーで来られることをおススメします。ハイヤーについてはこちらをご覧ください。
【フィレンツェ発着・1泊2日オルチャ渓谷周遊+料理教室】
お1人460ユーロ(4名参加の場合)、770ユーロ (2名参加の場合)、フィレンツェ発着の2日間のハイヤー・日本語通訳付、 B&B1泊、料理レッスン1回(1日目17時~、夕食付)。1日目朝~16時まで、2日目終日(フィレンツェ着17時頃)は フィレンツェ~オルチャ渓谷の村などをご案内します。1日目・2日目ランチと、ワイナリーテイスティングや訪問先でかかる入場料などは上記価格に含まれておりません。
フィレンツェ以外発着、1泊以上、料理教室なしなど、ご要望などもお問合せ下さいね。