TOP写真のこれ、いったい何でしょう・・・これは、「FEGATELLI フェガテッリ」。イタリア語を学習している方なら、もしかしたらピーン!と来るかも?中身はFEGATO=レバー、トスカーナの定番前菜であるレバーペーストは一般的には「鶏」のレバーなんですが、こちらは「豚」のレバーです。今ではイタリア各地で食べられますが、なんと14世紀に記録が残っているトスカーナが起源。18世紀ころのトスカーナのカーニヴァル民謡にも使われているほど、トスカーナでは昔ながらの定番料理なのです。
作り方はシンプルで、豚のレバーを豚の油脂網で包み、スパイスはローリエと野生フェンネルの種。今ではつまようじが使われますが、本来はローリエや野生フェンネルの茎の部分を使って閉じていたそう。もちろん家庭でも作れなくはないけれど、油脂網が普通のスーパーでは手に入らないし、普通にスーパーや肉屋さんで出来上がりが売っているので、私もお店で買います。あとはじゅーっと焼いて、中まで火が通るように赤ワインを入れて、蓋をして蒸し焼きして出来上がり。スパイスも効いていて、とっても濃厚なので2個くらいしか食べられない&パンがめっちゃ必要だけど、くせになる美味しさ。美味しいキアンティ赤ワインと食べると、それはもう至福の時なのです!