イタリアの歴史、と聞いて、真っ先に思いつく時代は・・・
- ローマ帝国
- ルネサンス
のどちらがではないでしょうか?まず高校の世界史で出てくるのが、おそらくこの2つがメイン、少なくとも日本の一般常識レベルでは、残りの時代が出てくることは少ないでしょう。私は歴史好きからイタリア好きになったのですが、一番好きなのは中世~小国家乱立時代、そしてリソルジメント(イタリア統一)。そういえばリソルジメントも高校の世界史で習いましたが、まだまだメジャーではないような・・・。
実は今回、久しぶりにイタリア語の本を読んでいますが、これが歴史小説。アントニオ・スクラ―ティ作「M Il figlio del secolo(=M(ムッソリーニ)、世紀の息子」、イタリア文学の最高賞である2019年のストレーガ賞を受賞した作品で、現在40か国語でも翻訳されているそう。時代は第一次世界大戦後の1919年~第二次世界大戦まで、主役はもちろん、ベニート・ムッソリーニ。ファシスト党、ムッソリーニも数少ないメジャーなイタリアの歴史の一部ですが、ぶっちゃけ、私もこの時代に特に興味を持ったことはありませんでした。今回、COOPのポイントでこの小説がもらえるプロモーションに乗じて読むことにしたのですが、第一次世界大戦、そして1917年のロシア革命の影響を受け、イタリアでは多様な政治思想が入り乱れ・・・5巻あるうちの1巻を終えたところですが、知らない単語も多いのにここまで読み進めていけるのは、やはり引き込まれる面白さがあるからだと思います。あと、日付・場所・人物を記し、1つの出来事ごとに短めの章で区切ってあるのも読みやすい理由かも。ほとんどの章には、当時の新聞記事や手紙などのリアルな記録も掲載されています。
ちなみに、この記事で書いた
これらの文章は、この本からの引用です。
日本語はまだないようですが、いずれ翻訳されると思いますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
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