1つ前の投稿で「今年のクリスマスはフィレンツェで」と書きましたが・・・イブの夕方から次男が高熱を出し、急きょおらが村でクリスマスを過ごすことになりました。厳密にいうとコロナ禍だった2020年は規制があったので、おらが村で過ごすのは初めてではありませんが、マンマや義妹がうちに来てクリスマスを一緒に過ごすのは初めてでした。
まずはイブ、例年ならアッバディアのフィアッコレに行きますが、今年は1月6日に見ていた「プレゼーペ・ヴィヴェンテ」を見に。
その後は広場で行われる、こちらもイブ恒例の「フジ―ニョ」へ・・・本来ならイブの夜のミサ終了後に教会のある広場で行われるのですが、なぜかミサが19時からだったので、プレゼーペの後に違う広場でそのまま行われました。フジ―ニョは、おらが村名物の腸詰ソーセージ「バルディッチョ」
のパニーノや赤ワインを無償でふるまってくれるのですが、ただもらうだけではないのです! おらが村に越してきて18年、フジ―ニョ初体験の私が見たものは、パニーノを受け取る前に皆が手にする長い枝。よく見ると、先が2つに分かれています。その後に受け取るパニーノは、バルディッチョがまだ生の状態。それをパンの間から抜き取り、枝にしっかりと指し、あらかじめ用意されていた大きな炭火で各自、焼く! 慣れてる人は隅の周りに盛られた土に枝を刺したり、移動式の柵の間に立てかけたりしてずっと手に持たずして焼いていました。私は楽しいのもありずっと手に持ったまま、子どものようにワクワクしながら焼けるのを待っていました。
そしてクリスマスは、マンマと義妹がしこたま作った料理を容器に入れ替えて我が家まで。愛犬のフィオリーノも一緒に! 幸い次男の熱は微熱まで下がり、まずはプレゼントの開封、そしてランチ。
いったい何人分?何日分?とツッコみたくなるマンマの料理も、我が家になったことでやや少な目に・・・とはいえ、2種のクロスティーニに始まり、プリモはタリアテッレのラグー、そしてメインは鶏の詰め物と鴨のオレンジソース(これがもう絶品💜)の2種、付け合わせはカリフラワーのスフォルマ―トに義妹作のロシアンサラダ、お菓子はパンドーロからリッチャレッリなど各種・・・近年はかなりセーブしてますが、もうお腹はパンパンです💦
その後はこれまた恒例のパンフォルテ投げに興じ
モノポリー三昧!
その後はソファーに並び、出かけた長男以外はTVで映画「クルエラ」鑑賞。これが予想以上に面白く、あっという間にクリスマスの夜が更けていきました・・・イブにはどうなることかと心配したクリスマスですが、なんとか家族で集まれてよかった、よかった! 気が付くともう2023年も数日、次男も完全に復活し、家族みな元気に年を越したいものです。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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