イタリアは、こうだ。何もかもが喜劇だ、いつも喜劇だ。彼らの運命はこうだ、喜劇のフィナーレ。だから、彼らには運命はなかったのだ。喜劇か、悲劇か。ほんとんどの場合、いつも一緒に。真面目さは、ひとつもない。
これは、ここ数か月のコロナ禍のことを言っているのではありません。読み進めている歴史小説の中の一節です。全く違う時代のことを書いているのだけれど、あまりにも今の、いや、「いつも」こうなのが、イタリア・・・真面目さもあるのかもしれないけれど、客観視すれば、そんなものは感じられない・・・。
悲劇、喜劇、論争。3つ目が足りないことは一度もなかった
学校、公共交通機関、政策、などなど・・・まぁホントにその通りで、特にこの学校についてはもう、毎日保護者チャットが炎上?中。私はきっと、日本人なのでこんな風に冷めた目で見てしまうのかもしれないし、日本人だからこそそこがまたイタリアの愛すべきところだとも思うし、だからこそ今もここにいるのだと思います。良くも悪くも、人間味にあふれているというか・・・あ、ちなみにこの本を書いた作家はイタリア人ですので、きっとイタリア人たちも自覚があるんでしょう(笑)。しかし、冗談抜きに「(いい意味での)喜劇のフィナーレ」を迎えて欲しい・・・。そんな事を思う毎日です。
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