イタリアでは普段の食生活に根差しているワイン。我が家でもテーブルワインや地元のワイン、特別な日にはちょっと奮発したワインを開けますが、そもそも
賞味期限ってあるの?
答えは、賞味期限なし!発酵・熟成という生産過程を考えてみると、確かに賞味期限は設定できないですよね。しかし、未開封のワイン、いつまで置いても大丈夫なの?というのは、全く知りませんでした。高級なヴィンテージワインもあるから、置けば置くほど良いのか?というと、そうでもないようです。まず、
- 保存状態
- ワインの種類
で変わってきます。1.は、気温変化のない暗所など理想的な場所であればあるほど、長く保存できます。2.に関しては
- 赤ワイン
- 白ワイン・ロゼワイン
- 発泡ワイン
- デザートワイン
などで違ってきます。一般的に、
- 高級ワイン(酸味、タンニン、アルコール度が高い)は長く持ち、4~10年でも大丈夫
- 安価またはフレッシュなワイン(酸味、タンニン、アルコール度が低い)は1~3年が目安
- 白ワイン・ロゼワインは1~3年
- 発泡ワインも1~2年
- デザートワインは糖度も高く熟成も長いタイプが多いので、赤ワインと同程度
保存状態×ワインの種類に加え、個人の好みもあるので、何年、とひとくくりにできないものだそうです。
なぜ今になって調べてみたかというと、今年のクリスマスに我が家のミニセラー(単に地下のガレージですが・笑)から何を飲む?となった時・・・ダンナが持ってきたのが、このワイン。
ラベルのないこのワインは、2007年のピエモンテ旅行で泊ったバローロのアグリツーリズモが作っていたワインです。ここはワイナリーではなく、チーズ生産農家。ワインは趣味でお得意さんや友人だけに売ってるものだったのですが、私たちも記念に買って帰ってきたのです。2007年というと、13年前!!調べた結果から考えると、もうとっくに飲み頃を過ぎていると思うのですが、これ以上置いておくともっとダメになるので、イチかバチかで開けてみました。普段はトスカーナワイン以外はほとんど飲まないせいもあり、慣れない味。これはただ慣れないだけなのか?劣化しているのか?は、私たちの舌では分かりませんでした・爆。ただし、まずいという訳でもないので、毎日チビチビ飲んで、ピエモンテ旅行を思い出しました。
アグリツーリズモと言っても、ただの客室が並んでいるだけ。しかし!生産者だけあって、朝ごはんに出てくるチーズ各種が絶品でめっちゃめちゃ食べました。そして気さくなオーナー夫妻、奥さんがよくしゃべる方だったのですが、「~ネ、~ネ💛」というピエモンテ方言が可笑しくて可愛らしくて。バローロ、ランゲ地方、グリンザーネ・カヴール、アルバ、アスティ、ノヴァーラ、オルタ湖、トリノ・・・10日間でかなり周りましたが、もう一度行きたいところもたくさん!まだ長男が小さくて、トリノでも博物館系は1つしか行けなかったので、ぜひリベンジしたいものです。
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