7月に入って、SNS上をにぎわしているこのニュース
フィレンツェでパニーノ税、ウフィッツィ見るならレストランへ行け
これって、もう定着してしまっている「滞在税」や、コロナ前にニュースになった「ヴェネツィア入場券」(現在はまだ施行されていませんが)と同じ流れですね。要は、乱暴に言えば「金もろくに落とさない旅行者ほど町を汚す」論で、この記事(タイトル)もそれをにおわせ、それに対する批判コメントもそれと真逆で「観光客を差別するな!」が大勢となっています。でもでもでも・・・それって本当にそうなのでしょうか?この問題の核心は、「お金を落とさない」ことでも「パニーノを食べる」ことではなくて、
町を汚す人
ではないのでは?ちょっと考えてみると、パニーノだけでなく、ジェラートも食べるし、ポテチ食べながら歩く人もいるだろうし、食べ物だけでなく、たばこのポイ捨てもあるわけで。だから一律にパニーノだけに税金かけるんでなくて、テイクアウト系の飲食店に食べるスペースを設けさせるとか、ベンチと分別ごみ箱をたくさん置くとか、ヴィージレ(日本でいう町の交番にいるお巡りさんみたいな、自治体の警察)が巡回して汚した人に罰金を科せるようにするとか?その方向で考えたほうが建設的で不公平がないように思うのですが・・・皆さん、どう思いますか?
ローマのスペイン広場の階段や、フィレンツェでもドゥオモ前などは座るのも禁止になりました。なかなか難しい問題ではありますが、飲食禁止は仕方ないとしても、座って休んだりおしゃべるするのもダメって・・・なんだか味気ないというか、町の活気みたいなものがなくなってつまらない・・・と私は思います。とはいえ、自分の食べ物が地面に落ちても拾わない、ひどい場合はごみもごみ箱に捨てない人が少なからずいるから、こんな案があがってくるんでしょうけど・・・誰もが町と人をリスペクトしながら、同時にのびのびと気持ちよく、自由に旅を楽しみたいですね。
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