ピエモンテ州ノヴァ―ラ駅でオルタ湖へ行く電車に乗ろうとしたときのこと。・・・ドモドッソラ!!!あのドモドッソラはこんなところにあったのか!と1人感激してた私。ドモドッソラは別に観光地でもないし、イタリア人でもわざわざ訪れるところでもありません。なのに私がなぜこんなに感動したのか?そしてイタリア人にも聞き覚えがあるのはなぜなのか・・・?それは
DはドモドッソラのD!
だから。
イタリア語ではスペリングを口頭で教える時の言い方、というものがあります。そのDが、このドモドッソラ。他のアルファベットも、多くが都市の名前になっています。それでは、一般的なアルファベットの言い方を紹介しましょう!()はそれぞれのアルファベットのイタリア語の読み方です。
- A di Ancona アンコーナのA(ア)
- B di Bari – di Bologna ボローニャのB
- C di Catania – di Como カターニャまたはコモのC(チ)
- D di Domodossola ドモドッソラのD
- E di Empoli エンポリのE(エ)
- F di Firenze フィレンツェのF(エッフェ)
- G di Genova ジェノヴァのG
- H は外来語のため、そのまま(アッカ)か、ホテルのH(ホテルもHは読まないのでオテルと言います)
- I di Imola – di Imperia イーモラまたはインぺリアのI(イ)
- J は外来語のため、そのまま(イルンガ)か、ジョリーのH(ジョリー=ジョーカー)
- Kは外来語のため、そのまま(カッパ)か、クルサルのK(クルサル?はたぶん外国の都市名)
- L di Livorno リヴォルノのL(エッレ)
- M di Milano ミラノのM(エンメ)
- N di Napoli ナポリのN(エンネ)
- O di Otranto オートラントのO
- P di Palermo パレルモのP
- Q di Quarto – di Quadro (都市名がないので)クアルト(=クオーター)かクアードロ(絵)のQ(クー)
- R di Roma ローマのR(巻き舌で)エッレ
- S di Savona – di Sassari サヴォーナまたはサッサリのS(エッセ)
- T di Torino – di Taranto トリノのT
- U di Udine ウディネのU(ウ)
- V di Venezia – di Verona
- W は外来語なのでそのまま(ドッピオヴ―)かワシントンのW
- X は外来語なのでそのまま(イクス)かラッジイクス(X線)
- Y は外来語なのでそのまま(イプシロン)かヨットまたはヨークのY
- Z di Zara ザラのZ
パルマのPとかヨーグルトのYとか、他にも言い方はありますが、基本はこんな感じです。何かを書くのに聞き取れなかった場合、日本語の名前で向こうが理解できない場合は、ぜひこのスペリングを使ってみてくださいね。
【おまけ】
こちらがピエモンテ州の鉄道路線図。ですが、私の乗った路線はトリノから右上、Vc-No-Miと表示されているノヴァ―ラからさらに北上する路線で、全く載ってませんでした💦
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