サンタ・フィオーラ「Il Barilotto」、ミシュランの老舗店で栗づくしランチ!

トスカーナ南部・アミアータ山にある「イタリアの最も美しい村」、ツーリングクラブの「オレンジフラッグ」にも加盟している村、サンタ・フィオーラ。ばーちゃん村のちょうど裏側、そして義妹の住む村からは至近のため何度も行っていますが、いつも夏ばかり。

アミアータ山のサンタ・フィオーラ、上下の旧市街が楽しめる「イタリアの美しい村」

今回は秋の栗祭りの機会に行ってみました。コロナの影響でアミアータ山の村の秋祭りは中止か縮小で例年の賑わいがなかったのは残念でしたが、美しい秋の風景、そして前から入ってみたかったレストランに行くことができました。それがこちら、イル・バリオット。サンタ・フィオーラの旧市街は上下に分かれていますが、このお店は上のカステッロ地区、メインのガリバルディ広場からサンタ・フィオーラとサンタ・ルチッラ教会を結ぶカロリーナ通りにあります。カロリーナ通りはTOP写真のように細いですが、各種レストラン、食材店などいわばサンタ・フィオーラ旧市街のメインストリート。趣のある石造りの建物にレトロな看板、それもそのはず、ここは1927年創業の老舗のレストランなのです。

人気店とは知っていたものの、それほど人が多くなかったので油断していましたが、お店に入ると「予約で満席です~」!!優しそうな男性だったので、オーバージェスチャー付きで残念~1人なんですけど無理ですか?と粘ると、キッチンへの扉横に1人席を作ってくれました。いやいや冷や汗……ということで、皆さんも行く際は予約がベターでございます。写真は2つあるホールのうちの1つ。決して大きなお店ではありません。

イタリアの老舗・人気店あるあるですが、メニューは定番ものがほとんど。しかし、アミアータ山・マレンマ地方の郷土料理をしっかり押さえた内容です。私はせっかくなのでやはり栗料理を!栗のラヴィオリについて聞いてみると、「栗ペーストとリコッタの具を、栗の粉で作った生地を包んだもの」!生地が栗粉のパスタは食べたことがありますが、具が栗は初めてです。ソースはポルチーニとイノシシのラグーがあって迷ったのですが、「迷ってるんだけどアナタ的にはどっち?」と聞くと、「両方食べてほしいからハーフづつでどっちも味わってみてください」だって。こういう時は言ったもん勝ち&スタッフがお客さんに喜んでほしい、という優秀な人だったからこそ!

優しいスタッフは、「デリケートなポルチーニから食べてね、イノシシから食べちゃうと味が分からなくなるから」とアドバイスをくれ、その通りに~。栗ペーストの具は栗のこっくりした甘みがあるのですが、ポルチーニだと絶妙の組み合わせ、イノシシラグーとはコントラストくっきりで全く違う2つのテイストを頂きました。横のグループではこの店おススメのこのラヴィオリを注文した人がいなかったので、注文をとっていた別のスタッフが「誰も頼まないの?あのシニョーラが食べてるやつですよ」と言ったもんだから、「シニョーラ、どう?」と突然インタビュー?に・笑。「ちょっと変わってるけど美味しいですよ」とおススメしたら、この男性が注文してくれました(店に貢献したかしら?)。

メインの「豚背肉のブルネッロ風(モンタルチーノの高級赤ワイン)」も気になったのだけど、1人でシェアもできないのでここはドルチェで〆。もちろんここでも栗ですが、一般的に連想するモンブランはありませんでした。栗を使ったドルチェで唯一あったのは……

相変わらず、インスタ映えしない盛り付けもシンプル&茶色い料理ばっかりで笑いましたが、これは「羊のリコッタの栗ピューレのせ」。マレンマ地方といえばやっぱり羊ですからね!濃厚なリコッタチーズにこってり栗のピューレの組み合わせは、甘みが控えめでもこのもったり感で腹持ちよく、おかずにもなりそうな感じ。こんな栗ドルチェもあるのかー!とサプライズの一品でした。

ここはミシュランガイドにも常連のお店なのですが、サイトや店前にも値段付きのメニューがあるので安心です。いくら人気店でもあまりにも高ければ入りませんが、ここはほんと普通のレストランの価格。水、プリモ、ドルチェ、カッフェで16ユーロでした。雰囲気もとても気さくで居心地も良し!日本人的には昼は11時~、夜も19時~と早めの開店時間も嬉しい、おススメのレストランです。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

Il Barilotto
Via Carolina, 24, Santa Fiora
Tel : +39-0564-977089

毎日営業・11:00-15:30&19:00-22:00
※予約満席が多いので予約がベター

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