いつからあった?6月24日・聖ヨハネの日のフィレンツェの花火

火をつけて6月24日は、フィレンツェの守護聖人ヨハネの祝日。フィレンツェだけは祝日なので、フィレンツェに仕事場があるダンナも休みです。そして夜には、毎年恒例の花火が打ち上げられます。下記は2019年の様子、実はすんごい人&花火しょぼい、と聞いているので私は行ったことないですが、ミケランジェロ広場で行われています。動画はおそらく、観覧ベストポジションとされるサンタ・トリニタ橋で撮影されたようですね。

しかしこの花火、いつからあるか知っていますか?
そんな疑問は今まで持ったことはなかったのですが、先日訪れたヴェッキオ宮殿でこんな絵を見つけたのです。その名も、「シニョーリア広場の聖ヨハネの花火」。制作年は、なんと1558年頃。なので、開催場所は変わったとはいえ、少なくとも1558年にはすでに聖ヨハネの花火は存在していたことに・・・

まず、聖ヨハネがフィレンツェの守護聖人となったのはいつ頃?もともとのフィレンツェの守護神はマルス(戦いの神)で、1313年まではヴェッキオ橋のたもとにマルスの像もあったそう。しかし、6~8世紀までフィレンツェをおさめていたロンゴバルド族の守護聖人であった聖ヨハネがフィレンツェの守護聖人となり、実際、ドゥオモの洗礼堂にはその名前がつけられています。6月24日は古代、夏の収穫を祝う祝祭の日であり、夏至の後に少しづつ短くなる太陽のエネルギーを力づける意味から、現在でも各地で火にまつわる祝祭が開かれているほど。フィレンツェの場合、守護聖人ヨハネの祝祭は宗教的な意味合いだけでなく、政治的にも重要な意味を持っていました。貴族たちは豪華な装飾が施された巨大なろうそくを作り、洗礼堂の前で燃やすことが義務付けられていたそう。そして花火についてはそれ以前、おそらく聖ヨハネが町の守護聖人となった7世紀頃から行われており、当初はほうきの藁を燃やしたり、動物の油脂が入ったたらいに火をつけて町中を照らし、そして14世紀には開発されたばかりの火薬を使って花火が始まります。メディチの時代には回転火車のような技術・芸術を屈指した花火に発展していき、今日に至る・・・かつては「カリマーラのギルド」=布の商人組合が、現在はその名も「聖ヨハネ共同体」という団体により主催されています。聖ヨハネの花火は残念ながら、昨年に引き続き今年も中止になってしまいました。

しかし、少しだけ祝祭プログラムはあるようですね・・・暑くてフィレンツェには行きたくないので、私も動画で楽しみます(笑)。

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