日本のイタリア好きの方の間では、イタリアでも大ヒットした医療ドラマ「DOC」が日本で公開され流行しているようですが・・・1年まえにシーズン2が終わり、この冬から3があるのでは?と期待してるもののまだその兆候は見られず(サンレモ音楽祭が終わったらあるかも?とまだ期待を捨ててはいませんが)。しかし今、刑事もの、しかも女性が副署長として活躍する刑事もの2つを見ています。いずれも人気があってシーズン2!
日本では現代が舞台のドラマだとほとんど東京だと思うのですが、イタリアではけっこう地方都市が多く、地域プロモーションにも役立っているような?気がします。この刑事ものもタイトル通り、2つの地方都市が舞台です。
民放のカナーレ5で放送は、ずばり女性副署長の名前がタイトルの「フォスカ・インノチェンティ」、舞台はわがトスカーナ州アレッツォです。上の写真はクリスマスシーズン前に行った時のグランデ広場。ドラマではこの写真左側の建物が警察署の設定ですが、実際は裁判所。警察署は歴史的地区の外にあります。
このドラマでは毎回1つの事件を扱いますが、主人公のフォスカの腐れ縁だったエノテカ経営のコジモとの恋物語、フォスカの刑事チーム(ほとんどが女性!)の恋愛なども盛り込んでいます。落ち着いたクールなフォスカを、陽気なイメージのあるスペイン人タレント、ヴァネッサ・インコントラーダが演じています。彼女、激太りで取り沙汰されていますが、「誰も私を裁くことができない」とヌードで雑誌の表紙を飾ったことでも話題になりました。
そしてバーリ舞台のものは、以前もブログに書いた「ロリータ・ロボスコの事件簿」。バーリは本の取材でプーリアにに行った時の乗換駅で、その時は駅前のバールでパパパとランチしただけで海沿いの旧市街には行けなかったのですが・・・まずその風景を見ているだけでもワクワクします(きっとアレッツォは見慣れすぎてて、そのワクワク感はない💦)。何よりもロリータの住まいがドゥオモの斜め前なので頻繁に出てきます。そして舞台となっている警察署はバーリでなく、近郊の町モノ―ポリのパルミエーリ宮だそうです。
ロリータを演じるのはルイーザ・ラニエーリ。これぞイタリアン女優!という感じの色気ある顔とボディ・・・ジャケットにパンツルックながら、シャツの第三ボタンまで開けていてブラがチラ見えしていたり(TOP写真・笑)、ピンヒール履いていたり女性らしさムンムンながら、姉御肌的なキャラはとても親しみが持てます。こちらのチームは全員男性ですが、幼馴染のアントニオ(恋愛関係にはならないけど固い絆をもつ)、部下の刑事エスポージト(子離れできない強烈なマンマも見もの・笑)、いつも歌うたってる門番担当(仕事してんのか!笑)、と、とにかく登場人物のキャラがたっていて面白い。彼らを「アント!」「エスポ!」と呼び、軽快なテンポのプーリア弁がまた楽しい。こちらもロリータの恋バナもありますが、毎回の1つの事件の他に、マフィア的な仕事をしていて事故と見せかけ殺害されたロリータの父の事件を秘密裏に暴いていきます。
ロリータはなんと日本でも放送されていました! 現在は放送終了したようですが、再放送、あるいはシーズン2が放送になるかもしれませんので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
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「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
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「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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