古の集落は静寂の癒しスポット、ヴィーヴォ・ドルチャ

世界遺産のオルチャ渓谷は、定義上ではピエンツァ市、モンタルチーノ市、カスティリオーネ・ドルチャ市、サン・クイーリコ市、ラディコーファニ市の5つで構成されています。エリアはとても広く、その中に個性的な村が点在していますが、このヴォ―ヴォ・ドルチャもその1つ。カスティリオーネ・ドルチャの分離集落となります。

ここは私の姑の故郷で、今でも義祖母や義妹がいるので頻繁に行きますが、村自体は昔からの建造物は多くなく、それほどの見所はありません。唯一の穴場的スポットとしては、新市街の外にあるエレモ、と呼ばれる古の集落でしょう。

石造りの壁の門をくぐって坂を下りたら、正面にあるのがサン・マルチェッリ―ノ教会。1000年代の古い教会を16世紀に建て直したものですが、かなり前から放置されていて今は入る事はできません。その左の道の両脇には当時の建物が一緒にそのまま残っており、ここしばらくは人の気配がなかったのですが、2年くらい前からツーリストに貸したりしているようです。建物には、中世にこの地域を治めていた チェルヴィーニ家の紋章も残っています。

一方教会の右側を振り返ると、 そのチェルヴィーニのお屋敷があります。この一家、なんと16世紀には ローマ教皇・マルチェッロ2世 を輩出し、その教皇の名前から、この教会の名前がつけられたのです。お屋敷は一般公開されていませんが、10月の有名な祭り・きのこと栗の祭りで行われる、木こりのパリオでのパレードに使用されるため、例外的に庭を見学できる年も。

ちょうど紅葉真っ盛りの時期で、古い建物に映え、それはもう言葉にできない美しさです。

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この集落の裏から見えるのはアミアータ山。標高1738mで、トスカーナ州に2あるスキー場の1つがあります。この地域のほとんどと同じで森の大半は栗の木で、栗拾いも盛ん。

イタリアで栗拾いがしたい方、ばーちゃん家のすぐそばの森にご案内して、いくらでもタダで栗拾いできますよ(笑)。栗以外にも樹齢数百年の木々が存在し、夏は避暑やトレッキングの人でも賑わいます。夏はエルミッチョ―ロ水源見学トレッキングなど、8月の2~3週は何かしらイベントも行われています。

オルチャ渓谷を周遊される時、またきのこと栗の祭りの機会に、ぜひお立ち寄りくださいね。

基本情報

【観光協会】
Proloco Polisportiva Vivo d’Orcia

【行き方】
シエナよりTiemme社のバスで直通あるいはSan Quirico d’Orcia 乗り換え。本数も少ないので、オルチャ渓谷の他の村などと合わせてハイヤーで周ることをおススメします。ハイヤー手配についてはこちらをご覧ください。

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