【レポ】モンタルチーノ・ブルネッロのワイナリー訪問

先日、リピーターのお客様とモンタルチーノへ行ってきました!とはいえ、前回ご一緒した時にモンタルチーノの町は行ってるので、今回は郊外のブルネッロのワイナリー訪問が目的です。予約した時、オーナーのリッカルドに「ちょうど収穫してる時だね」て言われたので、収穫の様子が見れる!と楽しみにしてたのですがお、終わってた~収穫はタイミングが大事なので仕方ないけど、残念!!と、まずはブドウがないブドウ畑から、説明を開始。ブドウは見られなかったけど、収穫直後だかれこそ!の機械が見られました。

この段階で、粒のセレクトも全て手で行うそうです。そしてこれも、収穫直後だから見られたもの

ピストンを使って中を混ぜ、一次発酵するステンレスタンク。ちょうど皮が上に浮いている状態。

それから地下へ・・・

ここにある樽で、2014、2015、2016年のブルネッロが熟成中・・・温度調整は行わず、部屋の端にある石からしたたる雨で湿度を与えています。

さ、続いては、待ちに待ったテイスティグタイム!2011年からできた新しいテイスティングルームには、何十年前ものお宝ブルネッロも・・・ワイン好きにはヤバい空間!!

今回のテイスティングはここで生産されている5種のワインより3種。ロッソ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、IGT(地域特性表示ワイン)のトレフォーロ。リセルヴァは毎年作ってるわけではないので、今回のテイスティングではなし、その代わり、今まで売り切れで飲んだことなかったIGTがあって嬉しい!

オリーブオイルの試飲も。今年のブドウはこれだけ暑く雨が降らなかった割にはまずまず、ただし量は例年より少ないそう。オリーブの方がやや深刻で、質は悪くなさそうだけど、かなり量が減る予想だそうです。

私はワインははっきり言ってそんなに詳しくないし、どのブルネッロを飲んでも、ロッソと比べて芳香が違うな!やっぱ美味しいな!くらいの感想だったのですが、今回頂いた2012年のはすごい好みでした。熟成期間が長いブルネッロはどっしりと重く(あくまで私のイメージ)あまり飲めないのですが、今回のはほのかな甘みがあり、とてもまろやか。そして、私はどこのIGTワインもあまり好きになることはないのですが、他で飲むIGTよりクセが少なく飲みやすかったです。

ブルネッロがやはり格別だった、とお客様もかなり気に入って頂き、がっつり大人買いして日本に送ることに・・・こちらでも高いワインですが日本ではブルネッロはやはり、とて~もとても高級らしいです。

生産者の元を訪れると、直接ワインを購入できるだけでなくワインの裏側にある生産の過程や、ワイナリーの歴史を知ることもできます。そして何より、生産したその環境でワインを味わえること、そして日本に帰ってからも、そのワインを飲むたびにモンタルチーノの大地、ブドウ畑、生産者の顔が思い浮かんだり、訪問した日のことがよみがえり、思い出にどっぷり浸る・・・ただただお店で購入したのとは、全然違う味、全然違う楽しみ方になりますよ。

そして、こんな絶景を見ながら次の場所へ移動です。

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