我が家は毎年、クリスマスは決まってオルチャ渓谷にあるダンナのばーちゃん村で過ごしてきました。私が仲間に加わった(まだ結婚してなかったので)2001年の前から、そしてその後もずっと。2006年はうちの長男が増えたけれど、その翌年はバッボ(ダンナ父)が癌で瀕死の状態で行かず。あとはうちの子供たちが熱出ていけない、とかは2回くらいありましたが、うちの次男が増え、義妹のパートナーそして長男が増え、賑やかなクリスマス・・・それが今年は、最後になってしまいました。来年で93才になるダンナのばーちゃん。88才で大腿骨を骨折して手術、一時寝たきりになるも、気合いでリハビリし杖をついて自力で歩けるように。それからはさすがに1人暮らしで何かあっては怖いと、住み込みヘルパーさんを雇ってきました。
当然だけど90を超えて、今年は2回転倒。幸い大事には至らなかったけど、それ以上に徘徊、まではいかないけど意味もなく外に出たり(この秋はそれで転ぶ)、物忘れも激しくなり・・・マンマは体力的にも精神的にもかなりまいっていて、今の今まで悩みぬいたけれど、やっと年明けからフィレンツェの施設に移動することになりました。ばーちゃんは自分の家、自分の故郷から離れることは嫌だろうけど、施設はフルサポートでいろんなアクティビティもあるし、マンマも私たちも今まで以上に会いに行けるし、なにより安心。正月明けからマンマは書類やら何やら準備し、そしてダンナはばーちゃんをこっちに連れてくるため、1日休みを取る予定になっています。
このばーちゃん家で、皆で過ごした最後のクリスマス。ばーちゃんも忘れないでいて欲しいなぁ。