「女性の日」は女性だけではじけるのだ

3月8日は国際女性デー。もう10日経ってしまいましたが、久しぶりに女友達だけで、しかも夜のフィレンツェにお出かけしたことを書いておきたいと思います。イタリアで女性の日と言えば、この時期に満開を迎えるミモザの花を女性に送ることでも知られていますね。そしてイタリアらしい?日本でもぜひやって欲しい?のが、女性だけでお出かけすること。普段からやってる人はもちろん、小さなお子さんがいたりする人でも、この日だけはダンナさんも「行っておいで」と言わざるを得ない?特別な日なのです・・・まぁイタリアでは日本より女性はかなり自由、男性よりも強いというのは普段からありますが(笑)。

おらが村の友人4人と1台の車に乗り、目的地のフィレンツェまで。フィレンツェと言っても旧市街でなく、東北の丘の上にあるセッティニアーノというエリアにあるエノテカです。実はここには舅のお墓があり、前日にお参りに行った時に私が「この店、前から気になってるのよね」とダンナに言っていた店だったのでした!なので店の前は狭くて駐車できないので、手前の教会のある広場かその先の墓地の駐車場まで行かないとダメよ~などと運転する友人に言っていたものの、フィレンツェに入らずに手前の道から丘を上ってしまったために迷うこと数分。駐車場所はすぐに見つけられ、20時30分のスタートになんとか間に合ったのでした。

スタート、というのも、自由に料理を選ぶのではなく、企画ものの夕食だったから開始時間が決まっていました。「料理×ワイン×絵画」のマリアージュで、これまたなんとイタリアらしい、芸術の町フィレンツェらしい企画です。しかも女性の日にちなみ、絵画の主役は全て女性!

料理の数・ワインの数・絵画の数も4つ。料理の前にまずは1枚のカードが配られ、それに組み合わせられるワインと絵画が紹介されています。最初に店主から料理の説明、そしてワインを選んだソムリエからワインの説明、絵画を選んだ美術ガイドから絵画の説明と続きます。そしてテーブルは、さらに各々に合わせた詩まで。上の写真は前菜の絵画で、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「ボーラ」という1903年の作品です。合わせたワインはプロセッコで、料理はニンニクピューレのブルーベリーソースと野菜のフリット添え。

プリモの絵画はTOP写真の・・・言わずもがな!フィレンツェのシンボル、いやイタリアのシンボル的な絵画であるサンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」、合わせたワインはサン・ジミニャーノの白ワイン・ヴェルナッチャ。私はワインにそれほど詳しくないのと、おしゃべりの方に気がいってワインの感想はあまり書けないのですが、このトルテッリは美味しかった!!中の具はリコッタチーズに野生のフェンネル、ソースはシエナの高級豚チンタ・セネーゼのホワイトラグー(トマトなしのミートソース)。このソースが味濃い目&フェンネルシードが効いており、ワインもどんどん進みます・・・といっても1杯の量は決まっているし、私はそれほど強くないので、ここからはワインはやや自粛。でないとあと2皿楽しめない~!

3皿目は仔牛のタリアータ(薄切りステーキ)ですが、初めて一緒に食べたバジルのソースと好相性。ワインはモリーゼの赤ワインティンティリア(モリーゼ州のワインは初めてかも!)、絵画はジュゼッペ・アミザーニの1910年の作品「リ―リの肖像」。

そしてデザートははちみつをベースにしたクリームでスポンジボールをくるみ、マンゴーソースがかかったもの。このあたり、もう記憶がやや薄いですが・・・呑み助の友人が私が残した3杯目の赤ワインを狙っていたのだけど私が全然気づかず、「私はデザートいらないからクミ食べる?」と言われてもらっておきながら赤ワインのことにまだまだ気付かず・・・最後は気づかんかい!と突っ込まれたのですが、「イタリア人やったらはっきり言え!私は空気読むのは苦手なんやってば(だから日本では生きてゆけない💦)」と私も反撃し、一同爆笑・・・ともあれ、そんな感じでよく飲み、よく食べ、何よりもよくしゃべって笑った夕べでした。

気が付くと最後の客になっており、店を出たのは0時を超え、家に着いたのも1時を超えていました。こんな夜遊び、いったいいつぶり?笑。これぞイタリアの女性の日、ミモザはいらないから来年以降も定番で夜遊びしたいなーなどと思うのでした。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

La Sosta del Rossellino
Via del Rossellino 2r, Firenze
Tel : +39-055-697245

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