週末は忙しい我が家ですが、先週末は日本語教室が日本の春休みでなかったこと、長男の試合がフィレンツェだったこともあり、ダンナのばーちゃんを訪ねに行きました。昨年皆でクリスマスを過ごした後は、フィレンツェの施設に入る為、マンマ宅に一時引越し。一連の手続きが終わるか、という所で自分で立とうとして?転倒し、骨折。救急車で運ばれ、検査が終わった後はそのまま施設に入ることになりました。私たちが最後にばーちゃんを見たのは、マンマ宅にいる2か月ほど前。かなりボケてて私と息子たちのことは分からないようでしたが、支えてもらいながら歩いたりトイレには行くことができていた。食欲も怖いくらいにあったし、急速にボケと体力の衰えは感じながらも、「いつもの頑固で貪欲なばーちゃん」だったのですが・・・
私たちが訪れた時は目を開けてはいたものの、半分寝ているかのようで、マンマの質問にも一言二言答えるだけ・・・2か月前とは全く違う姿にかなりショックを受けました。ほぼ寝たきり状態で、場所移動する時もクライニングベッドで起こしてから吊るす機械を使って車いす使用、それもほぼない状態。当然施設なので、いつもキレイにケアや手当はしてもらってるにせよ、骨折する前だったら楽しめたはずの施設内アクティビティにも参加できず、個室に1人・・・マンマも心身共に限界だったし、これしか選択肢はなかったと思うし、年も年だし・・・人はいつまでも元気ではない。しかも彼女の年だと大往生と言える。でも、それでも、やっぱり元気でいて欲しいと思うのは、残された家族のわがままなのかな。
そんな時と前後して、私の日本の姪っ子、つまり私の日本のばーちゃんからするとひ孫になる子が結婚式を挙げた。送られてきた写真には、しゃんとして笑顔で写真におさまるばーちゃんの姿。毎年帰省するたびに、変わらず元気なことに驚きつつも、イタリアのばーちゃんと同い年の93才だけに「あと何回会えるかな?」と思う。そんなばーちゃんは、この夏に「やしゃ孫」を迎えて「高祖母」になる。まだまだ元気でいてもらわないと!と思わずにはいられない・・・同い年の対照的な2人のばーちゃんの現実です。