サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からほど近く、なんかオシャレやな~と思っていたお店。だけど、なんか敷居が高そうで入りにくかったお店。しかし、そこでイベントをやったことがある折り紙クリエイターの友人(サイト・Oriamare、私のウェブマガジンの記事・フィレンツェで花開く「ORIGAMI」の新しい可能性)が、そんなことないよ~と言ってくれたので、思い切って入ってみることにしました。すると・・・予想通り、とっても素敵なお店!商品1つ1つももちろんですが、歴史的な建物にマッチした商品の陳列やコーナーのコーディネイト、その中に入るだけで別世界に来たような、時間旅行に出たような感じさえします。
無造作にも見えるその家具や雑貨も、それぞれがとても個性的。1つ1つを手に取って、ゆっくり見たくなるものばかり・・・これらの商品は、オーナーさんがイギリスなどのアンティーク市で買い付けてきたもの。「僕たちは単なるアンティーク商ではなく、私たちの人生のアンティーク研究者であり、皆さんの人生の隠れた脚本家です」とサイトで紹介されているように、買い付けてくるオーナーさんはもちろん、それを見て買うお客さんの人生に華を添えるようなものばかり・・・その前にも、見知らぬ誰かと歴史を共にし、そしてまた誰かの人生を共に歩む・・・以前はどんな人が使っていたんだろう?と空想してしまいます。
惚れ惚れしてしまった、カトラリーの束。1つ1つのフォルムや模様は違っていて、どれもとても美しい・・・てっきり超高級で手が出ないものと思っていたら、6本セットで55ユーロ。そりゃIKEAよりは高いですが、1本たったの8ユーロ!
さび付いた鍵は8ユーロ。どこの国の、どこの町の、誰のお宅の鍵だったのでしょうか?
天井からぶら下げられた乳母車!ここに乗っていた赤ちゃんは、今どこに?笑。
フロアはメインホールの他、入り口前に1つ、奥に1つあります。展示してある家具やカーペットも、ほとんどが商品。このソファー周り一画を全部!と言ってしまいたくなるほど、ため息の出る美しさ・・・こういう雰囲気に仕上げるには、やはりモノを見る目、そして組み合わせるセンスがないとできませんね。
生きたお店が好き、とサイトに書かれているように、商品は唯一無二のものが多く、入れ替えも多いよう。なので、お気に入りを見つけたらすぐにGET!が鉄則ですね。旅行者方に家具は難しいですが、先ほど紹介したカトラリーや写真立てなど、持ち帰りやすい雑貨もたくさん。定番の観光に疲れたら、今度は生きたギャラリーのような、インテリア雑誌の中に入り込んだような、この空間に癒されてみて下さい。スタッフの方もとてもフランクですよ。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
BOTTEGA DI CORTE
Via del Sole 11
+039-2657635
火~日・10:00-13:30 & 14:30 – 19:30、月曜定休