アレックス・ザナルディ、という人物をご存じでしょうか?元F1ドライバー、2001年にカートレース中に事故にあい、両足切断と死の危機に瀕しながら生還。それでもモータースポーツへの情熱は尽きずにドライバーとして復帰し、2009年に引退するものの、今度はパラリンピックの選手として昨年まで数々の世界大会で優勝してきた「不屈の男」。ただのスポーツ選手というだけでなく、強さの象徴、そして人生の教訓を与え続ける人物として、世界中から尊敬されている男。そんな彼の半生を6分にまとめた動画がこちら。
そんな波乱万丈の彼の人生に、まだまだ試練が襲いかかります。
6月19日、ハンドサイクルレース中にピエンツァ近郊の国道146号線でトラックと衝突する事故・・・シエナの病院に救急搬送され、頭・顔の手術後、1週間たった今も薬による昏睡状態・・・・・・特にファンとかそういう訳ではありませんが、彼のこの壮絶な人生、いや、少なくともメディアに登場する温和な笑顔からは想像できない彼の生きざまに、少ながらずも影響を受けていた私も、ショックでショックで・・・重篤な状態ながらも安定した状態のため、この2日は医師の公式会見も中止でこれからの事は公表されていませんが、ニュースによると来週には昏睡から覚醒させる措置が取られるとか・・・
これは6月24日、息子さんがインスタグラムに投稿した写真+「僕はこの手を離さない、がんばれ親父💛💛今日も前に小さな一歩」。涙腺崩壊です。
そして、とても印象に残っている彼の言葉
また僕の身に雷が落ちたとしても、危険を避けるために家にいるのは、生きることを止めるのと同じことだ。だからそんなのはお断りだ。僕は僕の人生を生きるのだ
54才のアレックス・・・今、こんな形で逝くには早すぎる。まだまだ、生きて欲しい。彼の人生を生き抜いてほしい。「新しい伝説」を作るための事故だったと、いつか笑えって言えるように・・・本当に、祈るような気持ちです。
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