2021年になってもコロナ禍がまだ収まらず・・・この1年近い間に、仕事の形態や生活形態が変わり、自分の人生、生き方を考え直す人も少なくないと思います。特に完全にロックダウンになった家ごもり期間、そして解除になった後も、交通機関や大きな商業施設での密集など、都会ではそれらの心配でストレスになることも。そんな中、特にリモートワークにシフトした人向けに、田舎移住希望の人が出てきたり、また田舎町でもそれらを推進する施策が出されています。昨年10月に紹介したのは、トスカーナ南部・アミアータ山にある小さな村、サンタ・フィオーラ。
今回紹介するのは、トスカーナ北西部、マッサ・カッラーラ県ルニジャーナ地方のポントレーモリ。地図で見ていただくとわかりますが、リグーリア州とエミリア・ロマーニャ州は目と鼻の先。人口は7200人なのでおらが村の約4倍なので、程よい大きさの市。
実際、このプロジェクトを推進しているレスポンシビリティ・ツーリズム(責任ある観光)協会 Farfalle in Cammino も、まずはこの立地でポントレーモリを押しています。
ミラノまでは車で2時間
パルマまでは車で1時間(電車でも直通1時間20分)
カッラーラ(TOP写真)までは電車で50分
など、県庁所在地8つにアクセス至便。他、チンクエ・テッレ、ヴェルシリア(トスカーナ北部の海岸線)、アプアーネ山脈やスキー場もあるアベトーネなど、自然にも恵まれている。
そして田舎に住む人が心配するのは、物寂しい場所ではないか?ということだと思うのですが、ここは「再生すべき町」でなく、すでに「活気ある街」であり、。光ファイバーのインターネット、商用活動は100以上、レストランなど飲食店は40以上、可能なスポーツジャンルは30以上、7つのスーパー、10の学校、鉄道駅も高速道路の出入り口もあるという充実ぶり。すでに、数年前から移住した人も多く、英検者としてこのプロジェクトのサポーターになっています。
ここはサンタ・フィオーラのような経済補助はないのですが、希望者は協会員などが町のガイドや希望の内容で丸1日付き合ってくれます。不動産に関しても不動産屋と提携し、専用サイトでは詳細が載った不動産情報も出ています。例えばここなんて、3つ寝室のある1軒家で家賃1か月400ユーロ!フィレンツェだと、下手したら学生の共同アパート1部屋の価格です。
この辺りは私もまだカッラーラとコロンナータしか行っていない未開の地で、次に行ってみたいエリアの1つ。なんだか記事を読めば読むほど、写真や動画を見れば見るほど、ますます行きたくなりました。日本で完全リモートワークしてる方、移住先にいかがですか?
※この町には行ったことがないので写真はなく、TOP写真は県庁所在地のある一番近い都会・カッラーラです。
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