トスカーナは再び「オレンジゾーン」、さよならコンテとドラーギ新政権

トスカーナは昨日から、再びオレンジゾーンへと変更になりました。昨日はバレンタインデーで、各地のレストランは予約満席だったのに、全て予約キャンセル(かテイクアウトに変更)となったり、高校生はまたオンライン授業に戻ったり、私を含め不満(私の個人の事情では、高校のオンライン授業以外は我慢できますが)が高まっています。しかも1週間後に見直しでなく2週間の措置となり、やっと楽しめてきた通学や外出もしばらくお預けです。

それはさておき、日本でどこまで報道されているのかは?ですが、イタリアでは政権が変わりました。元々、連立政権+大統領指名されたコンテ氏が首相だったわけですが、第一回目の連立政権崩壊(2019年8月、北部同盟が抜けたことによる)に続き、今回も連立を組んでいたイタリア・ヴィーヴァ(元首相のレンツィの政党)によって引き起こされたものです。詳しくはこちらが分かりやすいのでリンクします。

これにより、2回目の辞任となったコンテ。今回はコンテの再指名でなく、マリオ・ドラーギ氏を指名。どんな人かは、こちらはどうぞ。

連立政権崩壊の理由がリカバリーファンドをどう使うか?だっただけに、その問題を解決するにはこれ以上の人はいないし、モメモメの政治家たちをまとめるにこれほどのキャリア・知名度がある人もいない、でしょうね。Wikipediaによると、

2014年、ドラギはフォーブス誌に世界で8番目にパワフルな人物として掲載された。2015年にはフォーチュン誌で「世界で2番目に偉大なリーダー」にランク付けされた[2]。2019年5月、ポール・クルーグマンはドラギを間違いなく “現代の最も偉大な中央銀行家 “であると評した

ですから。

組閣に向けてドラーギとの面談に行く各政党の面々、そしてその後の会見を見てると、内閣の席欲しさに態度をころりと変えるのに、ゲロが出そうな不快感に襲われました。そして蓋を開けてみると・・・内閣の専門家は23人中たった8人にとどまり、連立に参加拒否をしたFratelli d’Italia党以外の主要政党からまんべんなく起用したメンバー。外相や保健相は前任継続・・・私個人的な希望では、全員すっぱり専門家にしてほしかった。コンテ前首相のころから、すべての問題は連立政権の崩壊なのに。確かに議会で過半数を得て安定的な政権を、というのは特に今のコロナ緊急事態には必要かもしれないけれど、もうすでに政治家のごたごたに振り回されているのに、また!?という印象しか残らない。あとはもうドラーギ氏の手腕の見せ所なのかもしれませんが・・・

そして正式に首相に任命されたドラーギ氏、官邸を去るコンテ氏。

政策に賛成か反対かはいったん置いておいて、ロックダウン中の会見やこれまでの会見、SNSの投稿においてもコンテ氏の品位と誠実さには感心をしていたけれど、最後のキージ宮を出るときのシーンには心を打たれて涙まで出てしまいました。もう、羞恥心なく上っ面だけキレイに装う政治家たちとは大違い。それは、官邸の窓から拍手で見送る職人の方、それに手を振るコンテ氏の姿に表れていると思います。あれだけ文句言ってた私でも、「ああ、この人でなかったら、もっとひどい状況だったかもしれない」と思わざるを得ないくらいに。これからは、いち市民に戻ると言っていたコンテ氏、実はフィレンツェ大学の法学部の教授。コンテ氏を拝みに、大学潜入しようかしら(爆)。

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