イタリア語では、1つのイタリア語に複数の訳、しかも間違えると意味が違ってしまうものがあります。そんな単語の1つが、
- 名詞 droga (ドローガ)
- 動詞 drogare(ドロガーレ)
これ、私が最初に知った意味は、「麻薬(ドラッグ)」、「麻薬を投与する」だったのですが・・・辞書で見ると2番目に出ているので、1番目の意味の派生語なのかもしれません。でもそんなことを知らない時、マンマと料理の話をしていたら
「Devi drogare la carne qualche ora prima」
(数時間前には肉にヤク打っとかなきゃダメよ)
ええええ、ヤ、ヤク!?とびっくりした訳です。まさにTOP写真のイメージ(笑)。しかし、辞書の1番目に載ってるように、
drogare=(食べ物)にスパイスをきかせる、香辛料を加える
だったのです。そう言われてみれば、町で見かけたお店の名前が「Drogheria(香辛料屋さん、今は食料雑貨店全般でも使う)」、だな!と。
今回は豚肉の塊に、自家製ハーブ塩&ニンニクのみじん切りを加えたものでヤクを・・・いや、肉にスパイスを入れ、数時間置いています。
料理のレシピは、また【我が家の食卓】で更新しますね。
他にも、料理用語にもなっている動詞は
- riposare = 休む(自動詞なので、料理の場合は far riposare 寝かせる、休ませる、置いておく)
- stufare = うんざりさせる = 料理では「弱火でくたくたになるまで煮込む」
- saltare = 跳ぶ、とばす = 料理では「フライパンでひっくり返しながら焼く」
- affettare = ~のように気取る、ふりをする = 料理やその他では「薄く切る、スライスする」
※これは料理用語のほうがよく使う気がします
他にもまだありそうですが、今思いつくのはこれくらい。また思い出したら、追加しますね!
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