ローマで何が食べたい!?と言えば、やはり皆さん
カルボナーラ!!
とお答えになるのではないでしょうか?何十回もローマに行ったことがある私でも、日本人の方のアテンド通訳の場合はもちろん、プライベートで行っても1食は「せっかくだから本場のカルボナーラ食べとこ」となってしまうくらいですから・・・。お店ごとに多少の違いはあるにせよ、カルボナーラはカルボナーラ。しかし!最近ローマ在住の友人のSNS投稿で見たこの「Eggs」は、その名の通り卵料理専門店で、カルボナーラにもいろんな種類があるそうで。ということで、ローマ出張の仕事先が偶然にも同じトラステヴェレ地区だったこともあり、ここでランチを取ることにしました。
Eggs の誕生は2017年、ローマのティラミス専門店のZUM(ここも今度行ってみたい!)とレストラン情報メディアのPuntarella Rossaの共同企画で生まれました。1年間でカルボナーラ1万皿、2万個の卵を消費し、翌年に更に大きな現在のロケーションへ。いわゆるトラステヴェレの中心よりはちょっとだけ離れた静かな通りに位置し、道沿いの屋外席と、屋内席の両方があります。
メニューは卵を使ったメニューが中心ですが、そうでない料理もあります。その幅やバリエーションが多すぎてどれをオーダーするか悩みます・・・特に1人の場合はシェアできないから余計に!カルボナーラ1皿では味気ないので、スターターの中から選んだのがこちら、Il Gioco dei groccante、といろんな食材のカリカリを楽しむという名前だったのですが、到着したのはご覧の通りフライ!そのまま食べても良いですが、クラッシックとハーブ入りのマヨネーズ2種がついてきます。内容は、茹で肉、タラ、卵黄、野菜(ズッキーニ、アーティチョーク)、ミニラビオリ。全部が美味しかったのですが、フライの上に量が多かったのでカルボナーラのために少し残してしまうことに・・・これは後で違うメニュー食べるのなら、3,4人で軽くつまむのが正解かも。
そしてカルボナーラの種類はなんと13!おなじみの卵、グアンチャーレのクラッシックタイプ14ユーロから、ガチョウの卵のカルボナーラ2人前30ユーロまで。他、カラメル赤玉ねぎ入り、黒トリュフ入り、ンドゥイヤ入りなど……私は軽めにしたかったのとローマということで、ロマネスコが入った「ヴェルデ(緑)」をチョイス。考えて見ると、クラッシックのカルボナーラに基本的に何でも具は追加できるものなのですね。オーガニックの厳選された卵は味が濃く、やっぱりドロリとクリーミーなのが家ではなかなかできないプロの技。グアンチャーレの塩気が強かったのだけ少し気になりますが(とはいえ我が家は薄味に慣れているせいもあります)、また違うタイプのを食べてみたいと思いました。こんな器に入ってるから分かりにくいですが、ボリュームも結構あり!
上の写真は隣のカップルのオーダー料理を隠し撮りさせてもらったもの(笑)。左は私も頼むか迷った「散歩用カルボナーラ」クラッシック、黒トリュフ入り、ンドゥイヤ入りのカルボナーラを細かくしてまとめ、アイスのように棒を付けて揚げたもの。右は卵ケースと卵の殻に入った6種の前菜。見た目も可愛く、男性のほうは必死に写真撮ってました!
私は入ってすぐのホール席でしたが、裏側にもホールがあります。とはいえそれほど大きくなく人気もあるようなので、夜や週末は予約がベターかもしれません。
基本情報
Eggs – L’uovo nasconde sempre una sorpresa(卵はいつもあるサプライズを隠している)
Via Natale del Grande 52, Roma
Tel: +39-06-5817281
毎日営業、12:00 ‐ 23:00
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!、