新しいコラボがうまくいく、一番重要な事

それは、サービスに対する向きや熱量が同じ であること

そんなことを感じさせてくれる案件が、この2週間の間に2つありました。それは2つとも今年の春までに偶然知り合い、ビビッと来て訪問し、話をして、満を持してサイトに紹介した新しいプログラムです。トスカーナ自由自在として活動を初めて早7年ですが、その年数の割には宿泊や体験プログラムなどの数はそれほど多くありません。数を増やすことはあまり考えておらず、私が好きなもの、万人に需要はないけれど求める人がいるはず!と思える個性的なもの・・・こんな風に私がいいと思ったものにコンタクトをとりますが、新しいコラボを始めるかどうかはまず、その内容や価格、そして何よりもこれが一番大事だったりします。

イタリアのコラボ相手に求める、一番重要な事

これはもうマストなので、これができてないコラボ先は1つもありません。今回の2つ、そして継続している「うまくいくコラボ」と言うのは、やはり私と先方の相性というか、同じ姿勢で、同じ方向を向いて、同じ熱量でサービスを提供できるかどうか?だと思っています。

今回のケース1は、4月末に紹介したばかりのマッラーディの邸宅レジデンス。

フィレンツェ北部・1500年代の邸宅で、宿泊・料理教室・見学&アフタヌーンティ!

記事の中にも触れていますが、邸宅や食事の素晴らしさはもちろん、アンナマリアのホスピタリティが最高なのです。
駅からは邸宅まではじゅうぶん徒歩圏内なのですが、お荷物があるだろうから、とインもアウトも車で送迎してもらい、駅に着いた時に一番年配のアンナマリアがお客様の荷物をさっと奪って運び出す始末(貴族の60代後半のおばさまが、ですよ!)💦

「おばあちゃんの家に遊びに来たみたいに、ゆっくりくつろいでね」
・・・って、ここは国の重要文化財管理局に登録されている貴族の館なのにーー!

でも本当にアンナマリアの言った通り、こんな歴史的邸宅なのにホームステイみたいな気持ちにさせてくれる、唯一無二の宿泊施設だと思いました。それを裏付けてくれたのは、「ローマに行くのをやめようと思うくらい居心地が良すぎました」マッラーディだけで3泊過ごしチェックアウト後に頂いたお客様からのメール。一方アンナマリアからも「素敵なお客様をありがとう!駅で別れるのが名残惜しかったくらいよ」とメールが届き、本当にこことコラボできてよかったな、と私もとっても幸せな気分になりました。

お客様の声の続きはコチラ

邸宅見学ツアーではクイズもいっぱい!アンナマリアが抱いているのはお孫さん💜

お客様が一口食べた瞬間、「め、めちゃくちゃ美味しいです、コレ‼」」と大絶賛した、マッラーディ名産マロングラッセ入りジェラートケーキ

 

そしてケース2は、おらが村のパーマカルチャーのアグリツーリズモ。
まさにこんな場所を探していらっしゃったようで、最初のメールが来たのはイタリアご出発日の2日前! アンナとチャット ➡ お客様とメールを繰り返し、なんと最初の問い合わせから24時間以内に予約とお振込みも完了!というスピードでした。

フィレンツェ北部、パーマカルチャーとハーブコスメのアグリツーリズモ

ハーブにご興味があると言うことで、畑見学はもちろん、ワークショップも。この時期はラベンダー一色なので、ラベンダー収穫と蒸留、芳香蒸留水と精油づくりを体験していただきました。ニュージーランドから来ていたWWOOFの女の子と一緒にラベンダーを収穫し、段ボール箱に花だけを取り出していきます。私もここから参加しましたが、もう辺りが、手が、ラベンダーの香りに包まれて幸せな気分に・・・💜

そして作業小屋に入り、アンナの説明とともに蒸留機器を設置し、ガスコンロ点火! 以前私が体験させてもらった時はまだ花が咲いている時期でかつ茎も入れた蒸留でしたが、今回は種状態になった花だけなので、前とは出てくる精油の量が違います。色も以前は黄緑っぽかったのに対し、今回はほぼ透明。自然なものをそのまま使うので、その年の気候や蒸留に使う時の植物の箇所や状態によって色が変わるのですね。量がたくさんあったので、この作業を4回繰り返しましたが、こんな体験を待っていた!というお客様は冷やす用のお水を変えながら目はキラキラ、満面の笑みだったのがとても印象的でした。

そしてアンナも、
「パーマカルチャーやハーブに興味津々で、まさに “こんなお客様に来て欲しい!” いう理想のお客様だったわ!」

お客様、受け入れ側、私、と3方が大満足、とこんな嬉しいコラボはありません。

現在も新しい出会いを生かした新プログラムを作成中。秋のお問い合わせもたくさん頂いています! 皆さんの「こんなのを探してました」「希望を叶えられました」の声をたくさん聞けるよう、これからもアンテナをビンビン⚡たてて、ガシガシ動いて行きたいと思います💪

愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!

人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。

本の詳細はこちら

 

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