ここで言う「母子手帳」は、自分が母である母子手帳でなく、自分が「子」である母子手帳です。自分が母の母子手帳なら絶対みなさんお持ちだと思うのですが、自分が子である母子手帳は、お母さんが持ちっぱなしではないかな~?と思います。数年前、たまたま母から「持っとき!お母さん持っててもしゃーないから」と譲り受けた母子手帳。その時はふ~ん、と引き出しにしまっただけだったのですが、一昨年に役に立つことがありました。
突然、近所でいつも撫でてる、猫にかまれたのです。その時に破傷風のワクチンを打つ必要があったのですが、そのワクチン申し込みをした後にトスカーナ州感染症の部署(!!!)から電話があり、「破傷風ワクチンは一度もやったことなかったの?」と聞かれる。「やってたとしても40年以上前だろうし、日本でやったのでちゃんとわからない」、と答えると、「やったかどうか?やったのなら、その接種量をどうにか確認して」、と言われる。「どちらにしても2回目はやらなくちゃいけないんでしょう?」と聞くと、「だからそれは接種量によるの、40年以上前のものでも。日本に確認して」。そこで母にお願いして地元の保健担当に聞いてもらったけれど、記録はなし。そこで母がポロリ・・・
「でもさ、アンタに母子手帳渡してなかったっけ?」
そ、そうや!!保健担当の話によると、私の誕生年あたりからジフテリア、100日咳の2種混合に破傷風を入れて3種混合になったらしい・・・ワクチンの記録もあるんかな・・・
あった!!私が接種した当時はまだ2種で、破傷風はなかった!2種のちゃんと接種量まで書いてあったのにビックリ!
そして先日、股関節の痛みについて母に話したら、
「アンタ赤ちゃんの頃に股関節悪くてバンド巻いてたもんな」
・・・て初耳やし!!!
てことで、今回また母子手帳をめくてみたのですが、その事は書いてませんでした。ま、そういう予想だにしないことが将来出てくるかと思うので、皆さんもお母さんが元気なうちに母子手帳もらっておいてください。私みたいに、何かの役に立つかもしれませんよ。