息子たちが大きくなったので気に留めてませんでしたが・・・すっかりカーニバルの時期に突入していました。この時期のお菓子っていろいろあるんですが、地方で全然違ったり同じものでも名前だけが違ったりして、すごく面白いんですよ。
これぞフィレンツェのカーニヴァル菓子っていうのが、スキアチャータ・アッラ・フィオレンティーナ=フィレンツェ風スキアチャータ。うちはカーニヴァル関係なしに、オレンジが出てきたら頻繁に作ります。生クリーム挟むむと、もう禁断の域(爆)
そして、フリッテッレ。同じフリッテッレと呼んでも豚の脂が入ってたり(しかもお隣のエミリア・ロマーニャ)、似たような形状=ボール状の揚げたものなのに、具が違ったりとか!ここトスカーナでは、お米が入っています。お米と言っても、レモンの皮のすりおろしと牛乳で煮たもの。これ、重い&甘くなりがちなのですが、美味しいやつはホントにキケンで、ポンポン口に放り込んでしまうのです。先日マンマのレシピで砂糖控えめバージョンで作ったら、美味しすぎて一気になくなってしまいました💦
最後にチェンチ、小麦粉と水をベースとした生地を切って、揚げたもの。これは全く同じものであっても、他州での名前のバリエーションがすごくて笑えます。トスカーナではチェンチ=端切れとか雑巾の意味で、端切れのように形が適当でOKってことだそうです。聞いたことがあるのは、フラッペ(エミリア・ロマーニャ州)、キャッケレ(ロンバルディア州)、ガラーニ(ヴェネト州)など。
これもポテチのようにパクパク食べてしまう危険性あり・・・なんか全てが危険なカーニヴァルのお菓子!!
チェンチについては、近日中にまたレシピをUPしますので、お楽しみに!そしてこの時期にイタリアに来られる方は、スーパーのパン&お菓子カウンターや、パン屋さん、お菓子屋さん、バール(カフェ)などでも売ってますので、ぜひその地のカーニヴァル菓子を食べてみて下さいね。