イースター休暇のマレンマ滞在、ピティリアーノのこの店でディナーを楽しんだ後、「私はちょっと散歩してから帰るよ」と言うと、「僕はアパート帰る」と言う長男。皆アパート帰るのかと思ったら、「おかーさんとお散歩行く!」と次男が付き合ってくれることになりました。
イタリア全土そうですが、派手派手しいネオンは一切なく、古い町並みが柔らかいオレンジの明かりに包まれています。なんだかとっても幻想的・・・ピティリアーノは60以上の路地があるうえ高低差もあるので、歩けば歩くほど、お!というシーンに出会うことができます。
古い町並みに似合うアぺちゃん(自動三輪車)、別の路地に赤いのもありました。路地の多いこんな町では、小さくて小回りの利くアぺは大活躍なんでしょうね。
サンタ・マリアとサン・ロッコ教会、この奥(写真の右側)は明かりがほとんどなく、次男は「ブイオ(暗い)からちょっとブリーヴィドくる(震える)わ」と腕をがっちり掴んでくる(笑)
柱廊の下にあったアーチからは、下にある別の通りに出られるようになっていました。おそらく彼らもデート中?のカップルかなぁ。
商店やレストランは旧市街の東側に多く、西側のほとんどが一般住宅。昼間は洗濯物がはためき、夜はシーンとしています。
レストランから西へ向かい、ぐるりと一周してまたオルシー二宮のあるメインの広場へ戻ってきました。アパートまではもうすぐだけど、最後に行きたいのはやはり!旧市街の全景なので、いつもの絶景ポイントへ。凝灰岩の上に聳えるその姿、夜にライトアップされるとそれが更に強調され、闇の中に浮かび上がる架空の町のようにさえ見えます。ああ、美しい・・・座ってずっと見ていたいくらいでしたが、付き合ってくれた次男も疲れてきたので、記念セルフィーを撮影してアパートに帰りました。
付き合ってくれて、ありがとうね♥