フィレンツェ観光ではずぜないドゥオモ=サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。この6つの施設を共通パスを使って全部制覇した訳ですが・・・私の年のせいもありますが(爆)、クーポラと鐘楼、2つ上って筋肉痛バッキバキになっております。若い方、健脚派の方は別として、体力的問題で上るのは1つでいい、あるいは両方とも上りたいけれど時間の関係で1つしか無理、という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 現在は、全施設の共通パスだけでなく3種類になっており、パスを買う前にどっちに上るか?を決めることができます。
- ギベルティ・パス(30ユーロ):クーポラ、鐘楼、洗礼堂、付属博物館、サンタ・レパラータ(地下礼拝堂)
- ジョット・パス(20ユーロ):鐘楼、洗礼堂、付属博物館、サンタ・レパラータ(地下礼拝堂)
- ギベルティ・パス(15ユーロ):洗礼堂、付属博物館、サンタ・レパラータ(地下礼拝堂)
両方ともに共通するのは洗礼堂、付属博物館、サンタ・レパラータ(地下礼拝堂)の3つ、大聖堂はパスなしでも無料で入場できますが、かなり並んでいます。パスのある人はサンタ・レパラータ入場口から入れますので、大聖堂とサンタ・レパラータを一緒に見学しましょう。
さて、迷うのはこのクーポラと鐘楼、どちらに上るか?ですが・・・いずれも
- やっぱり上るのは大変(若い方、健脚派の方は別ですよ)
- フィレンツェの町並みや遠景の見え方は同じ
では、クーポラ vs 鐘楼のそれ以外の違いはなんでしょう?実際に両方上ってみてきて、それぞれの特徴をあげてみたいと思います!
クーポラ(丸屋根)
- 予約が必要。しかし同じ時間帯の人が並び、荷物検査をしてから入るので、時間きっかりに入れるとはかぎりません。上に行くほど通路の幅が狭くなるため、全体の所要時間は最低でも1時間くらい見ておいた方がいいでしょう。
- クーポラの高さは107m(上れるところは90m)、階段数は464段。少しだけ鐘楼よりも高いですね。
- クーポラ内部のフレスコ画「最後の審判」が間近見られる
- クーポラの内部構造が体感できる
- ぐるぐる狭い螺旋階段があるので、ちょっと目が回る
- 最後の急な階段、また頂上は低目の柵だけなので、高所恐怖症の人はちょっと怖い
- クーポラを真下に、鐘楼を真横に見られる
クーポラからの眺めの動画も、ぜひどうぞ!
鐘楼
- 予約必要なし。並んでない&人が少なければ、最短で30分でも上り下り可能。予約が必要でないだけに、ハイシーズンはかなり並ぶ可能性も。
- 鐘楼の高さは84m、階段数は414段。
- 頂上までの床があるスペースから、下がのぞける(高所恐怖症の人はちょっと怖い)
- クーポラよるは螺旋階段は少なく幅は広めなので、すれ違いは楽
- 頂上は上まで金網があるので、高所恐怖症やお子さん連れにも安心
- その分、写真を撮る時はカメラのファインダーを網目につっこむなど、工夫が必要
- クーポラを同じ高さで真横に見られる
まとめ
せっかく共通バスがあるので、できれば2か所上って両方楽しむのが一番!ただし、両方続けてはかなりしんどいと思います。クーポラ予約とれなかった人は鐘楼を楽しみ、クーポラ予約できた方で時間がない方はクーポラのみ。時間がある方は、ぜひ鐘楼も・・・パス有効時間内で鐘楼への列が少ない時にタイミング良く上ってみて下さい!
ギャラリー(クリックすると拡大します)
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