フィレンツェの町はあまり大きくないので、電車や車で数十分走っていくだけで、すぐにこんな田舎風景:オリーブ畑、ブドウ畑が広がります。この辺りは、キアンティ・ルフィナという赤ワイン銘柄の生産地域。そんなブドウ畑に囲まれた中にポツン、とあるのが、イル・クアルティーノ。クアルティーノとは、ワインの250mlの瓶やデカンタを指す言葉です。
エノテカなのでワインを購入したり試飲することができますが、昔に比べてお料理が充実していて、しっかりとしたランチやディナーでも使えるお店に。おススメは大きな窓から外が見渡せる1階の席ですが、季節によってはテラス席も気持ちがよさそう。そして2階はも屋内外にテーブル数があり、全席数はかなりありそうです。

このフレスコバルディ家は、3世紀からフィレンツェの記録がある、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会にも家紋が残る有力伯爵家で、ワインの醸造をなんと! 1308年にスタート。現在はトスカーナにゴルゴ―ナ島も含めた11つ、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州1つを含めて12のワイナリーを所有。スーパータスカンとして有名なボルゲリのオルネッライアを2005年に買収し、フレスコバルディ家のワイナリーとなりました。日本をはじめ、世界各国に輸出しているイタリア有数の大きなワイナリーグループです。
そのうち、トスカーナ南部のモンタルチーノにあるワイナリー2つはこちらの記事で紹介しています。

このイル・クアルティーノがあるのは、フィレンツェの東にあるニポッツァーノ城ワイナリーのすぐ近く。私も個人的に好きな&お土産にも購入する、この地を代表する赤ワインの1つです。さらにここからさらに北東に10キロほど先には、ポミーノ城ワイナリーがあり、こちらは白が有名です。テーブルマットにはワイナリーが示された地図と、各ワイナリーの銘柄のプライスリストも記載されており、ほとんどのものがグラスで頼むことが可能。同じワイナリーの銘柄飲み比べや、エリア違いで飲み比べも楽しいですね。

この写真の日は3人でランチに行ったのですが、赤、白、ロゼとちょうどうまい具合に分かれました(笑)私が頂いた白はポミーノです。
食事はかつてフライやハム類のおつまみ系とバーガーだけだったのですが、最近は数は少ないですがパスタやメインも登場しました。おススメは、種類豊富なバーガー類。食材は地産地消を心掛けたものばかりで、自営の菜園の野菜や、地元のチーズ工房からのものが使われています。バーガーだけでなく、付け合わせもフライがあったり、野菜のグリルだったり、生ハムやチーズも・・・バーガー、と考えたら18ユーロは決して安くはないですが、これ1皿でホントお腹いっぱいになります! 直近で行った時は、前にはなかったタルタルをオーダーしましたが、粒マスタード、アンチョビ、トマトなどの5種のソース付き。デザートも充実しています。

食事の後、時間があれば外の席でまったりも良し、ブドウ畑の周りを散策も良し・・・フィレンツェから車で30分ほどなのに、一面大自然の絶景の中で贅沢な時間がゆ~ったり過ごせます。車がない方でも、フィレンツェ駅近くのバスターミナルから直通バスで約50分。フィレンツェ滞在中に「これぞトスカーナ!」のブドウ畑の絶景が見たい方、ワインが好きな方にはおススメのロケーションですよ。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Il Quartino
Via Casentinese Bassa 16/a – Pelago
+39-055-8311426
火~日、10:00-22:00
定休日:月曜(夏季は営業していましたが要確認)
【行き方】
フィレンツェより直通バスで約45分、時刻表はこちらからダウンロードできます。お店は Pontassieve駅から5分程度でほぼ店の前まで行きますが、ブドウ畑の中のぽつんとしたバス停なので、地図アプリのルートを見ながら次のバス停になったら停車ボタンを押しましょう。帰りのバスはお店から通りを渡った向こう側です。三叉路の向こう側から来る便もあるので要注意。
中山久美子の書籍
【紙の書籍】
〇 イタリアの美しい村を歩く(東海教育研究所)
〇 イタリア流。世界一、人生を楽しそうに生きている人たちの流儀(大和出版)
〇 イタリアの笑みさそわれる愛おしい暮らし365日(自由国民社)
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〇 フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選
〇 トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ
〇 トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)
〇 コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)




















