私が混乱した「トスカーナ弁」その3・piacere でなく garbare

久々の更新になる、私が混乱した「トスカーナ弁」の第3弾!過去の記事はこちら ↓

その1・coso と cosare
その2・非人称のトスカーナ的な使い方

留学後ほぼすぐに付き合いだしたダンナは、割とすぐに実家や友人との集まりにも私を連れて行ってくれた。まだ語学学校の中級だったし、いくら標準語に近いフィレンツェ弁とはいえ、先生がしゃべるのと普通のフィレンツェ人がしゃべるのとは言い回しやスピードも違い、分からないこともよくあって恥ずかしかったり凹んでいた私でしたが、そのマックスは夏・・・オルチャ渓谷のばーちゃん村に連れていかれ、ばーちゃんと初対面の時でした。食べ物だったかなんだか忘れたけど、ばーちゃんからの一言

「Ti garba?(ティ・ガルバ?)」

・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 何言ってるか分からない!!!!今ではこう書けるけど、当時は一語なのか二語なのかも分からん、そもそもばーちゃんのシワガレ声だから、明瞭でないし・・・固まってる私にダンナが助け船を出してくれ「Ti piace?」と言い換えて聞いてくれた。慌てて「Si, si…(う、うん・・・!)」と答えたものも、そんな単語見たことも聞いたこともないぞ!Ti piace =あなたは好き?、がTi garba 、ってことは動詞はgarbare(ガルバーレ)・・・辞書には一応載っていましたが、でもやはりフィレンツェ・トスカーナの方言のようです。

その由来について、たまたま記事を見つけました。なんと、語源はフィレンツェのかつての職業組合と関係があるとか。シニョーリア通りのちょうど1本向こうの道、日本でも人気のあるバッグブランド・フルラから始まるコンドッタ通り

かつての呼び名は、その名も「ガルボ通り」。中世にアラブのスルタン領・ガルボ産の羊毛を使った工房や羊毛組合があったことが通りの名前の由来で、そこでは上品で高級生地をたくさん生産していたそうです。その品質の高さから、とても満足すること、更に動詞・ガルバーレ、が誕生したと言われています。なるほど・・・今もいろんなお店がある通りですが、そこで満足のいく商品を見つけたら「Quanto mi garba!=どれだけ好きなんだ!」と敢えて声高に言いたいと思います(笑)。

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