イタリア、そしてトスカーナで農業を始める人に農地を!2016年に開設された「イタリア農地バンク」。2月19日~4月19日に申し込み受付の3回目の販売では、トスカーナでは760ヘクタール、15区画が対象になります(シエナ県で4区画267ヘクタール、アレッツォ県で5区画195ヘクタールなど)。
ここでは「若者」の年齢制限は書かれていませんが、以前に記事にした「トスカーナは農業だ!~若い農業家に1800万ユーロ出資の農業政策」と同じで、40歳以下?こんな風に資金を提供し、そして土地購入に関してもこういったシステムがあるのが、新規就農家さんには本当にありがたいし、チャレンジしてみようという気持ちになりますよね。リンクした記事にある、11月に研究インタビューのために訪問したCIA(イタリア農業経営者同盟)のトスカーナ支部会長さんが「少ない資源でもやりたい意志があればできる、そのフォローは各機関が保証する。農業は若者にとっての1つの可能性であり、決して簡単な分野ではないが、アグリツーリズモやおもてなしの多角化など、革新と刺激であふれている」の強い言葉が印象的でした。
今までの視察研修のコーディネイトや今回のインタビューで、日本の若い農家さんがイタリアに来られたら!と思わず思ってしまうほど、イタリアでは農家に力を入れています。農家さんはもちろんですが、行政や農協など、施策を行う方にもっと来ていただきたいですね。