おらが村で40年・・・チャオ、マエストラ・マリアグラツィア

この水曜の夕方、突然に雷が鳴り、すごい勢いで雹が降ってきた。雪が降ったように真っ白になり、翌朝も、そして日が当たらないところは終日氷が残っていたほど、キーンと寒い日になった。そんな久しぶりに寒い日、私は久しぶりに湖に散歩に行き、そして、おらが村のたくさんの人と一緒にマエストラをみんなで見送った。マリアグラツィア先生は、長男の小学校時代の担任の先生で、今も4年生の担任だった、あと1年ほどで定年を迎える大ベテランの先生。約40年ずっとおらが村の小学校1本だったので、今の保護者で彼女が先生だった人もいるくらい。

イタリアの小学校では5年間、クラス替えもなく担任2人もずっと同じ。だから先生と生徒ももちろん、先生と保護者との関係も近くなる。お葬式には長男のクラスの子4人と私を含め数人の保護者と、現在担任だった4年生の生徒と保護者の大半と、そしておらが村のいろんなアソシエーションに所属し、おらが村のお祭りでもなくてはならない存在だったので、教会には入りきらない人でいっぱいだった。上の写真は昨年の9月レジーナ桃祭りのポレンタコンクールで、「プレゼーペ・ヴィヴェンテチーム」が優勝した時に代表として表彰式に出た時のもの。この日の晩に不調を訴え、そこから復職することがなかった。

お葬式の後は、最後まで気にかけていた学校の前まで皆で送り、学校の前で停車。「チャオ・マエストラ」と書かれた4年生の教室に、皆が感極まり、拍手で霊柩車を送り出した。良い意味で口うるさい、しっかりと子供たちを叱れる厳しいおばあちゃん先生。だから一部の生徒からは嫌われていたけど、厳しいのは愛情の裏返し、うちの長男なんかは一番好きな先生だった。こういう先生は今の時代、もういなくなるなぁ・・・彼女のことを師と仰ぐ、今の次男の担任の先生がそんな感じなので、跡をついでくれるかな?

しかし、この数年で何人の人がおらが村で亡くなっただろう。前にも書いたけれど、おらが村に引っ越してきて15年、田舎ゆえに人とのつながりが濃いゆえに、亡くなる人の多くが知ってる人だったり、親しい人だったりする。名前も知らないけれど、道でいつも会うので笑顔で挨拶を交わすおばちゃん、公民館の前にたまってて通ると話しかけてくるおじいちゃん(めがねのおっちゃんに会いたいな)、田舎暮らしとはこういうものだけれど、いつもの日常に「何気に」欠かせない他人がいなくとなると、ちょっと切なくなるのです。

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