フィレンツェはほとんどの場所が徒歩圏内で観光できるものの、端から端まで歩くと結構な距離。なので、食事にしてもバールにしても、そしてジェラートにしても、エリアごとにお気に入りを見つけておくと便利です。今回ご紹介するジェラテリアは、「ディ・ネーリ」。その名の通り、ディ・ネーリ通りにあるジェラート屋さんです。ゾーンとしては、シニョーリア広場&ウフィッツィ美術館裏~サンタクローチェ広場で、このお店はネーリ通りの東の端近く、サンタクローチェ広場側にあります。TOP写真の通り、コロナ禍の影響で店内には2組しか入れないこともありますが、その前からいつも賑わっている人気店の1つです。
魅力の1つが、超豊富なフレーバー、約40種!本当に、見ているだけでもうっとり&迷って決めきれません:常時全てはないと思いますが、サイトにもそのフレーバーが掲載されています。ほんと、凄いバリエーション!ゴルゴンゾーラ&くるみ、マスカルポーネ&チョコレート&梨、ピスタチオとペペロンチーノチョコ、アマレット&桃・・・単一素材のフレーバーだけでなく、変わった素材や絶妙な組み合わせのオンパレードで、次はこれを食べたいな、と思うものがいっぱいです。
そしてフレーバーだけでなく、グラニータも種類が豊富。ほとんどのジェラテリア、バールでは、レモンとミントの2種くらいしかないですが・・・
ここはなんと6種類!ほかではほとんど見ない、オレンジやマンゴーも迷いましたが、初めて見る「ライム&ミント」に決定!
ここに来る前の夕食でフライを食べたため、まさにこれを欲していた!というスッキリさ!
そして美味しいだけでなく、フィレンツェでは破格の小2ユーロという安さ。ただ安いだけでなく、素材や品質を追求し続けるジェラテリアでありながら、です。
開業は1989年、なんと、大型観光バスの運転手でジェラート作りには縁もゆかりもなかったオーナー。日々の長距離運転に疲れ、売り手が見つからなかったこのジェラテリアを購入したのが30才。そこからジェラート職人に弟子入りし、ジェラート作りはもちろん、それ以上に難しい良質な素材探し、価格設定、集客に苦労する年が続き、12年後の2001年にあるアメリア人ガイドが訪れたことからガイドにも掲載され、一躍人気店となります。奥さん、息子さんだけでなく、今では各専門家とのチームを組み、最良のジェラートへの追及を続けているそうです・・・人生をかけたロマンあふれるジェラート屋さん!
そして他にも、バールのようにカッフェやお菓子もあり、現在はコロナ禍の影響でしまっていますがイートインコーナーあり、トイレあり・・・と訪れる人には嬉しいポイントがたくさん。このエリアを観光する方だけでなく、ここのジェラートを食べるためにぜひ訪れて欲しいお店です。
基本情報
Gelateria dei Neri
Via dei neri 9/11R
Tel : +39-055-210034
火・水・木・日、10:30 – 00:00 &金・土、10:30 – 1:00 、月曜定休
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