生誕100周年!児童文学の巨匠「ジャンニ・ロダーリ」

 

昨年はレオナルド・ダ・ヴィンチ没500年記念、今年はラファエッロ没500年記念、ブルネッレスキのクーポラ着工から600年記念、来年はダンテ没700年記念が控えています。前述は皆1300年代~1500年代の芸術・文学の巨匠ですが、彼らから比べると非常に「現代的」な巨匠が今年生誕100周年。しかも誕生日は昨日の10月23日。それは、児童文学作家として世界中で愛されているジャンニ・ロダーリです。

"Vorrei che tutti leggessero, non per diventare letterati o poeti, ma perché nessuno sia più schiavo"(Gianni Rodari)100 anni fa nasceva Gianni Rodari, l’uomo dei sogni

Fanpage.itさんの投稿 2020年10月23日金曜日

全ての人が読むことをして欲しい。それは文学者や詩人になるためではなく、誰もが奴隷ならないためにだ

ジャンニ・ロダーリは、1920年10月23日ピエモンテ州のオメーニャで生まれますが、父親が早くに亡くなったため、母方の故郷・ロンバルディア州ヴァレーゼ県で育ちます。17才で教員資格を取って小学校教師をしていましたが、第二次世界大戦のレジスタンス運動に参加、1944年にはイタリア共産党に入党。左派系の新聞でジャーナリストの活動を開始し、1948年に児童文学を連載し始めます。連載当初から評判が高く、1970年には児童文学のノーベル賞ともいわれる「アンデルセン賞」を受賞し、日本を始め、世界各国語でも多くの作品が翻訳されています。有名作品は「チポリーノの冒険 「パパの電話を待ちながら」ですが、私が初めてロダーリを知ったのは、長男が小さい頃にプレゼントしてもらったこの本=「La strada che non andava in nessun posto(どこにもつながっていない道)」です。

ある町のはずれに3本の道があり、1つは海、もう1つは町、そしてもう1つは nessun posto:どこにも行かないと書いてある標識が立っています。3番目の道を不思議に思ったマルティーノは皆に質問をし続け、頑固モノのマルティーノとあだ名までつけられますが、ある朝、その道を歩き出し・・・

児童文学ですが大人もはっとさせられる内容で、私も読み返してみていろいろ思うことが。ダンナもこの話は初めてだったらしいですが、彼らしい話だと言っていました。日本語では、「パパの電話を待ちながら に収録されているそうですので、興味を持った方はぜひ。

23 ottobre 2020, ore 17:00Ci sono date che toccano il cuore di tutti e una di queste indubbiamente è quella del 23…

MEMO – Mediateca Montanariさんの投稿 2020年10月23日金曜日

 

誕生日だった昨日は、モンタナ―リ・メディア館主催で「ユートピアのきらめき 子供たちとジャンニ・ロダーリをもう一度読む」の発表会がオンラインでありました。残念ながら私は時間的に参加できなかったのですが、多くのイタリア人の心に残るジャンニ・ロダーリの作品たち、私も他の本を読んでみようと思います。

ちなみにジャンニ・ロダーリの公式サイトはこちら(イタリア語のみ)。きっと 「パパの電話を待ちながら」のモチーフなんでしょうね。穴のイラストを押すと、各ページにジャンプしますよ

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