もう12月になってしまいましたが・・・イタリアの、特にトスカーナの秋のお楽しみは、なんといってもオリーブオイル。いろんな美味しいものがありますが、トスカーナ人がこよなく愛し、こだわりを持つのはやはりオリーブオイルです。オリーブオイルは、1年に1回のオリーブの収穫でできるものなので、新オイルは年に1回!良質のオリーブオイルはいつでも美味しいけれど、新オイルのフレッシュで濃厚な香り・味わいが今だけのお楽しみなのです。
ちなみに、トスカーナ人(っていうか我が家の・笑)のオリーブオイルの年間消費量は
とにかく量がすごいので、我が家では料理用の安いもの(と言っても、エキストラバージンで最低でもイタリア産)と、生食用の農家直買いの2つを買い分けています。後者は選ぶ楽しさもあり毎年変わりますが、今年は2種類!
- ライター仕事で訪問したここの「ラウデミア」オリーブオイル500㎖
- GAS(優良な生産者から直接購入する消費者グループ)仲間のエリザベッタのオリーブオイル
もちろん、両方ともコールドプレスのエキストラヴァージン、かつオーガニックのトスカーナ産100%です。
エリザベッタは基本、養蜂家でハチミツやプロポリスが主要生産品なのですが、オリーブオイルも少しだけ生産しています。数年前にはちみつと一緒にたまたま購入したのですが、これが美味しくて美味しくて・・・生産数が少ないので毎年は手に入らないのですが、今年は「あのオイルが忘れられない」と10月から嘆いていたダンナのためにも、早くから声をかけていたのです。
で、じゃじゃーん!の食べ比べ。
ラウデミオは、すっきりとした上品な味わい。すっと口に入ってきて、口あたりも柔らかく、トスカーナ特有の苦みも辛味も最後にピリリ、と感じる程度。どの料理に使っても料理の味を邪魔せず、でも存在感はしっかりある!という感じです。一方エリザべったのオイルは・・・なんなんでしょう、このパンチは(笑)。口に入れる前からもわっと襲い掛かる香り、口に入れたものなら「これでもか」と言わんばかりの濃厚な味=苦み・辛味もがっつりです。同じトスカーナ産で使用する品種もほぼ同じなのに、これだけ違うのが面白いですね。はっきり言ってどっちが美味しいか?は個人の好みなのですが、ダンナはこのエリザベッタのオイルがNO. 1 !私も大好きではありますが、こうやってパンやサラダに使うのは良いけれど、強烈な個性ゆえ使う料理が限られるかも?おそらく日本のオリーブオイルを食べ慣れてない人には強すぎるかも?とも思います。ちなみにエリザベッタのオイルは5ℓ缶X 2本=10ℓ購入したのですが、ダンナの食べっぷりを見てるとあっという間になくなりそう・・・
あとは、料理用の5ℓ缶をCOOPに買いに行かなくては!今年は会員証1枚に対し2缶(10ℓ)しか買えないので、対策を考えなくては・・・
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